こんにちは。
えっちゅうたつおです。
プレゼンにしろ、
なんにしろ、
説明上手い人っていますね。
わかりやすい説明、
なおかつ相手に納得させる、
伝える力ともいいましょうか。
池上彰がニュースをわかりやすく説明、
って番組むっちゃ増えましたが、
この人はその力に長けています。
そういう人がよく使うテクニックとして、
アナロジーが上手いなと思う。
アナロジーって言葉は聞き慣れないけど、
言い変えれば、たとえ話だとか、
説明したい事象と同じような現象を身近な事象で説明する、
ってこと。
日本語で訳すと類推です。
似たようなことはこういう場面でもありますね、
って言うと、あーはいはい、ってなる。
ありきたりな話で言うと、
情けは人のためならず、ってことわざがあって、
これは良く解釈を間違われがちなやつです。
情けをかけることは、その人のためにならんから、
情けなんかかけんと、容赦なく厳しくしろ、
やさしくすんな、ってのは間違い。
ほんまの意味は、
人に情けをかけたら、自分のためにもなるんやで、
だから人にはやさしくしなさい、どんどん情けをかけなさい、
という真逆のこと。
ただ、それを言ってもピンとこない、
なぜ人にやさしくしたら自分のためになるねん、
っていう人にわかりやすく説明したいとします。
そこでアナロジーを使う。
例えば、むっちゃ暗闇におるとする。
隣で人が、暗くて困っている。
自分は懐中電灯持っている。
どうしますか。
懐中電灯で照らしてあげる。
そしたら明るくなる。
困っている人のためになることをほどこしました。
するとどうでしょう、
自分にとっても明るくなったので、
隣のひとだけでなく自分のためにもなった。
明かりをつけるという情けは、
その人をたすけるだけでなく、
自分にとっても良い行いとなった。
すると、人にやさしくしたら、
自分のためにもなる、っていう、
情けは人のためならず、っていうことわざが、
上手に説明できて、あいてにも納得してもらえる。
そういうアナロジーが上手な人は、
説得力があります。
(おわり)