段々と砂金に興味を持ち始めて、パン皿と園芸用のフルイとスコップを揃え…浜頓別のウソタンナイ川に週末となると通い始め…体力だけは有ったので、ひたすらに川底まで掘っていた。川底の岩盤に到達すると脆くなった岩盤に小さな砂金が太陽の光に照らされてキラキラと輝いていた。タコメガネで覗いて感動したものだ…当時はスポイトで吸い取ると云う知識が無く、ひたすら脆い岩盤をスコップで削りながら掘る…当然、取りこぼしは相当有ったと思う…胸近くまで浸かって掘るのだから、必然的にスコップで岩盤を削りながらの掘り方は限界が有る…そこでカッチャなら川底までが深くても削れるし掬い上げが容易だと気付く…


そんな事を考えながらスコップでの掘りが続く…
そしてネットでカッチャを手に入れる方法を探したが…当時ネットには載って無かった…散々ウソタンナイ川に通ってたのに、ゴールドハウスなるものが在ることを知らなかった…たまたま午前中に飽きてゴールドハウスに寄って見た…


すると憧れのカッチャが大中小と揃っていた!
当然買いました♪
帰宅してホームセンターで、クワ用の柄を購入して装着した…そして週末、浜頓別に向かう…カッチャの良さを実感する。削る掬うが実に気持ちが良い!


そして、効率は上がったが…掘る→フルイ→パンニングが段々と煩わしく思い始める…
そうだ!板ネコを作ろう!

第二話 完