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106分間、
あなたが目にしたものは、
果たして真実か?
『ユージュアル・サスペクツ』+『アイデンティティ』+『ファイト・クラブ』などんでん返し系映画『ピエロがお前を嘲笑う』のレビュー!
ピエロがお前を嘲笑う
原題:Who Am I - Kein System ist sicher
制作年:2014年(ドイツ)
ジャンル:クライムサスペンス/テクノスリラー
監督:バラン・ボー・オダー
脚本:バラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーセ
キャスト:トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォーダン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr、ハンナー・ヘルツシュプルンク、and more…
『ピエロがお前を嘲笑う』のざっくりあらすじ
数々のハッキング事件に携わり、殺人事件の容疑で指名手配されていた天才ハッカー、ベンヤミン(トム・シリング)警察に出頭。ユーロポールの捜査官のハンネ(トリーヌ・ディルホム)が、ベンヤミンの取調べにあたるのだったが…
ピエロがお前を嘲笑うの盛大なネタバレ含む感想/考察
テクノスリラーとか言うて、ハッカーだとかダークウェブだとか、そういうサイバーテクノ的なことは取り敢えずよく分からないんで、はぇー。って感じで見てたんだけれど、ベンヤミンは取調べの中で、兎に角マリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)に恋したことをきっかけとして、試験問題を入手しようとした結果捕まって、社会奉仕活動をすることになった結果、同じくハッカーのマックス(エアリス・ムバレク)と知り合って、GLAY…じゃなくてCLAY(Clowns Laguh At You/ピエロがお前を嘲笑う)っていうハッカー集団を結成することになる。と語る。アノニマスみたいな。
マリに対する恋路の行方とか、MRXだかっていう天才ハッカーの存在だか出てくるけれども、そんなんぶっちゃけどーでもいいんですね。少なくとも私にとってはね。ヒロインがもうちょっと私のタイプだったなら、その辺の事情も大きく変わってきたてんでしょうけれどもね。
ほんで、盛大なネタバレ含むとか書いてますけど、そもそもこの記事のタイトルからして大ネタバレしてるんですよね。
つまりこの映画は『ユージュアル・サスペクツ』+『アイデンティティ』+『ファイト・クラブ』のどんでん返し映画であると。
それが最大の感想であり考察であり解説。もうそう気づいてしまった瞬間にそうとしか見えなくなってしまって、信頼できない語り手であるベンヤミンの供述によるモノローグ自体がこいつミスリード誘ってんなぁと。段々ケビン・スペイシーに見えてきたりエドワード・ノートンに見えてきたりはまぁしないんですけどね。
なんせ二番煎じ感が否めないので、この手の映画に慣れきってしまっている玄人の私としましては、地味な感じが否めないかなと。
面白くなくはないんだけれど、兎に角地味。
上記『ユージュアル・サスペクツ』『アイデンティティ』『ファイト・クラブ』ほどの華やかさもインパクトも感じませんでしたしね。
テクノスリラーとかいう疎い方面の内容だったことが、更に拍車をかけたんだと思われる。
但し、テーマソングや途中流れてくるMUSEっぽい音楽はテンション上がった!
MUSEかな?って思ったくらいなんだけれど、ロイヤル・ブラッドだったよぉ。
そげん感じで特に書くことがない。グダグダ紙面だけ汚しても仕方がない。(つまり書くネタもない。)
ということで総評!
どんでん返し系に慣れていない人とか、何度も騙されちゃう!っていうピュアなそこのアナタとか、敢えて掌で踊ってやろう。っていう優しいそこのアナタとかは、観てみて損はないんじゃないですかね。決して出来が悪いと言うわけじゃないと思うので。
星3.5!