アメリカはマサチューセッツ州出身のヘヴィメタル/メタルコアバンド、All That Remains。
All That Remains
オール・ザット・リメインズ
現在のメンバー
- フィリップ・ラボンテ - ボーカル
- マイク・マーティン - ギター
- ジェイソン・リチャードソン - ギター
- マット・デイズ - ベース
- ジェイソン・コスタ - ドラムス
All That Remainsの有名な楽曲としては、素敵スプラッターホラー映画『SAW3』のエンディング曲として使用された“This Calling”が有名でしょうか。
ヴィヤァァァァァァァ!
超攻撃的なリフからデスボイス主体のパートを経由して超絶美麗なメロディをクリーンボイスで歌い上げるというメタルコア定番の展開ですが、その美麗なサビでバスドラをアホみたいな踏んでいるという驚愕のコントラスト。(多分この時のドラマーは、この後BlackDahlia Murderに加入するジャノン・ルーカス(変態))『SAW3』で初めて聴いた時は、たまげると同時に、カッコえぇ!と思ったものです。
そして私は偶にこの曲をカラオケで歌っている。(そもそも、なんであるんだよ。)
ヴィヤァァァァァァァァァ!からの、And I hear♪This calling♪Stlll you don't seem so far at all♪である!(だからなんだお?)
さぁ皆んなもチャレンジだ!←無茶振り
そんなAll That Remainsが、新曲“Let You Go”と“Divine”をリリースということで聴いてみた感想/レビュー
All That Remains - Divine
先ずは知らん間に5/3に先行リリースされていたDivine。
前任のリードギタリスト、オリー・ハーバートが惜しまれながらも2018年10月に逝去されていますが、ギタリストが代われども、いきなりギターのスクィールからの相変わらずのテクニカルなギターリフ。
ビートダウンパートを挟んでからの慟哭のギターの入り方が堪らない。
歌のクリーンパートに関しては、無難といった印象。
そして本日リリースの新曲Let You Go。
ハッキリ言ってしまえば、ビートダウンパートまではよく言えばオーセンティック、言葉を濁すか悪く言えば王道、無難なメタルコアである。しかしビートダウンパートに入ってからは、ギターはワーミーをかましたり、ボーカルは(ホイッスルではないが)ホイッスル紛いの発声をしたりと凶暴であり、直後のギターソロもとんでもなくテクニカルでメカニカル。そのままの勢いでエンディングを迎え、この展開はこれはこれでありなのではなかろうか。
そしてこの手のバンドは殆どどのバンドも当然と言えば当然なのだけれど、ギター弾きであってドラムのことはよく分からない私からしても、(よくわからないけど多くを求めるけど)やはり両曲共にドラムが良い仕事をしていると思う。
両手足が独立してバラバラに動くってどういうことなん?頭大丈夫かよ!←そのドラマーに多くを求めるって頭大丈夫かよ
みたいな話を、バンドやってたらドラマーとするとね、(今バンドやってないけど)そしたら指がそんなに瞬時に動いたり速く動かせたりってどういうことだよ!っていう不毛な会話が繰り広げられるのが、バンドマンあるあるである。
そして黙々と自分の仕事を熟しつつ、なんだかよくわからないが、兎に角なんだかよくわからないマニアックなこだわりを見せるベースに、歌詞を呪詛の如くブツブツ暗唱するボーカル。バンドマンあるあるである。
ツインギターである場合、スタジオではマーシャルとJCの取り合いバトルが展開されるところもあるらしい。勝者がマーシャルのアンプである。
が、カリスマ且つアンタッチャブルギタリストのオレ様は、どーぞどーぞマーシャルされるのである!←
所謂シャルマーのプーアンの匂いで飛んじゃってブイブイだ。
ワシかて時にはJCで弾きたいし、ベース弾きたいし、歌歌いたいわい!
ドラムはどーぞどーぞ。頭おかしなるで。