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イタリアが誇るシンフォニックパワーメタルバンドRhapsody Of Fireの新譜『Challenge the Wind』のレビュー!


Rhapsody of Fire - Challenge the Wind

ラプソディー・オブ・ファイアー - チャレンジ・ザ・ウィンド


長いからラプソディーのチャレンジでいいかな?


トラックリスト

  1. Challenge the Wind
  2. Whispers of Doom
  3. The Bloody Pariah
  4. Vanquishd by Shadows
  5. Kreel's Magic Staff
  6. Diamond Claws
  7. Black Wizard
  8. A Brave New Hope
  9. Holly Downfall
  10. Mastered by the Dark
相変わらずのタイトルからしてRPGの世界!ドラクエか初期FF辺りを彷彿せずにはいられない!


  ということで感想/レビュー

アルバム冒頭にしてタイトルトラックのChallenge the WindはHelloweenを彷彿とさせるキャッチーさ。



臭さ(キャッチーさ)に相対するドラムの爆速バスドラム連打に乗っかるギターの爆速バッキング!そしてルカ・トゥリッリ(元ギター)に負けず劣らずで、ロベルト・デ・ミケーリのギターもスウィープやフルピッキングを駆使してハイテンションなテクニカルぶりである。


2曲目Whispers of Doomは、くっさくさのメロディから入るギターのイントロからのなんだか邪悪な爆速リフ!でもサビ等はキャッチー!ギターソロも全開である。



3曲目The Bloody Pariahは更にスピードと邪悪さを増して飛ばして行きます!



4曲目は更に更に邪悪さを増し、吐き捨て系デスボイスまで駆使し始める16分に及ぶ超大作曲Vanquished by Shadows。なんとなくSymphony Xの薫りがいたします。



ボーカルのジャコモ・ボーリさん、流石に前任のファビオ・リオーネ(現ANGRA)には劣るなと正直思ってましたけど、デス声いけるやん!

それにしても展開の多い長い曲である。それでもトラディショナルな展開もあったり、飽きさせず聴かせるから凄い!


6曲目Diamond Claws、激しいギターリフから始まって、あれ?しっとりしたな。バラードかな?と思ったらやっぱり激しいんかよ!



くっさくさである。テクニカルさを交えつつ、泣きのメロディを奏でるギターソロも良い!


9曲目、Holly Downfall



これはボス戦のテーマ!


全ての記憶、全ての存在、全ての次元を消し、そして私も消えよう。永遠に!


っていうよね?(ファイナルファンタジー5 ネオエクスデスの有名な名台詞)


いいですとも!(FF4ゴルベーザの名(迷)台詞)


じゃねーよ。


正直、このアルバムの前に出してたEPで、個人的にはうーん…ってなってたんですけど、新譜Challenge the Windは、いい意味でRhapsody Of Fireらしく、バラエティに富んでいて、期待以上に満足超えてお腹いっぱいになりました。

やはりルカ・トゥリッリやファビオ・リオーネが抜けても、メインコンポーザーとしてアレックス・スタロポリ(キーボード)さんが居るっていう安心感がありますね。