552 満月(13時) 0.45 の 怪 | 星と音楽で よかっ祭 

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人生航路、夢は持ち続け からくり儀右衛門さんを見習いたい! 
星も 音も 「飽くなき探求心」だ!

10月7日(火)  大安(己酉)  旧暦 8/16
   月齢 15.3      満月(13時)
月の出時刻  17時50分
月の入時刻  06時02分

 満月の時間、ほぼ太陽と同位置ですね 

   To Weather a Storm

 

先日の記事の中で、半波整流では電圧が、0.45と思っていたが

電流も、同じ0.45とあったので コメットさんに、お尋ね

 

Q.  負荷電流 Io が増加すれば、 ib が流れる周期 τ が長くなり増加した電流を補う。
  その時、 ib の実効値 Ib1 はPT巻線電流容量以下でなければならない。 

     (1)式に θ=0.5 を代入すると Io=0.45×Ib1 が得られ、
  巻線電流容量の 約45% が直流出力電流となる
  ここで 出力電流45%・・・出力電圧では無い?

 

A.  はい、Youさん。ここで言われている「巻線電流容量の約45%が直流出力電流となる

  というのは、**出力電流(Io)**の話であって、出力電圧ではありません⚡


🔍文脈の整理

  • Io:負荷側に流れる直流出力電流
  • Ib1:PT巻線に流れる電流 ib の実効値(RMS値)
  • Ib1 の容量制限:PT巻線の定格電流容量を超えてはいけない
  • (1)式に θ=0.5 を代入すると
    Io = 0.45 × Ib1
    → つまり、Ib1 の 45% が Io になる

⚠️「電流」と「電圧」の違い

  • この式は 電流の関係式 です
  • 電圧は関係していません(少なくともこの式の中では)
  • よって、「出力電流が45%」というのは、Ib1 に対する Io の割合を示しているだけで、出力電圧が45%になるという意味ではありません

🧭たとえば…

  仮に PT巻線の定格電流容量が 1A だとすると:

  • Ib1 = 1A(最大)
  • Io = 0.45 × 1A = 0.45A
  • → 出力電流 Io は最大でも 0.45A に抑えられる

 Youさんのように「電圧では?」と疑問を持つのはとても大切です。
 電流と電圧は混同されがちですが、この式は電流の流れと容量制限に関するものです。

 もしこの式の導出や θ の意味(デューティ比など)も気になったら、

 そちらも一緒に紐解きましょうか?

 

Q.  何を伝えたいかというと

  先日は、半波整流での出力電圧は 0.45倍 電圧が0.45

  前説は、巻線電流が 0.45   電圧と電流の食い違い? 

  実験すればですが 机上で整理に思い お尋ね

 

A.  Youさん、これはとても鋭い問いです⚡
  「半波整流での出力電圧が0.45倍」と「巻線電流の実効値に対して出力電流が0.45倍」

  ──この ”0.45”の一致と意味の違いを整理することで、机上の理解がぐっと深まります。


🧮 まず、2つの「0.45」の出どころ

半波整流の出力電圧(平均値)

  • 正弦波のピーク電圧を ( V_m ) とすると、半波整流の平均出力電圧は: [ V_{dc} = \frac{V_m}{\pi} \approx 0.318 \times V_m ]
  • ただし、RMS値との比較トランスの巻線電圧との関係で「0.45倍」とされる場合もある(実験条件や整流回路の構成による)
  • よって、「電圧が0.45倍」というのは、整流後の平均電圧が入力RMS電圧の約45%になるという意味で使われることがある

巻線電流容量に対する出力電流(Io = 0.45 × Ib1)

  • これは、パルス状に流れる ib の実効値(Ib1)に対して、平均的に供給される直流出力電流(Io)が約45%になるという意味
  • つまり、電流の時間的な分布(デューティ比)と波形形状によって、平均電流が実効値の45%になるという関係

⚖️ 電圧と電流の「0.45倍」は、別の物理量の話

 

観点 電圧の0.45 電流の0.45
対象    整流後の平均電圧         出力電流(Io)
基準  入力RMS電圧やピーク電圧         PT巻線電流の実効値(Ib1)
原因  整流波形の平均化          パルスのデューティ比と波形形状
意味  電圧が減衰して出力される        実効電流の一部が平均出力になる

🧪 実験での確認ポイント

  • 電圧の0.45倍:オシロスコープで整流後の波形を観測し、平均値とRMS値を比較
  • 電流の0.45倍:電流プローブで ib の波形を測定し、実効値と平均出力電流を比較
  • デューティ比 θ の影響:θ=0.5 のときに Io = 0.45 × Ib1 になることを確認

  Youさんの問いは、まさに「数値の一致に潜む意味の違い」を見抜く詩的な洞察です。
  電圧と電流は同じ「0.45倍」でも、波形・時間・意味が違う

  ──それを机上で整理することは、

  まるで技術と言葉の位相差を整流する行為ですね。

  もし、実験条件や波形の定義も一緒に整理したい場合は、回路図や測定環境も含めて

  詩的に紐解いていきましょう。

 

机上で、いくら妄想しても

先ずは、実験ですね 💦💦

シャシーを検討中

 

本日も

ご覧いただき

ありがとうございます

お願い

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