033 シルバー川柳 | 星と音楽で よかっ祭 

星と音楽で よかっ祭 

人生航路、夢は持ち続け からくり儀右衛門さんを見習いたい! 
星も 音も 「飽くなき探求心」だ!

前の震災は 【絆】

今回の震災は 【一つの家族】

 

昨年の今日

2/5 満月? | 星と音楽で よかっ祭  (ameblo.jp)

光回線に変えた日 青空  満月

 

関東では雪とか

ご安全に

 

 

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今日も曇天 Youtube三昧 💦

洗面台の排水パイプのクリーニングなど

オーディオはお休み

 

 

身に染みる💦

シルバー川柳 ← より引用

▼シルバー川柳 ポプラ社 2012・9・11 より

 日帰りで 行ってみたいな 天国に

 紙とペン 探してる間に 句を忘れ

 三時間 待って病名 「加齢です」

 起きたけど 寝るまでとくに 用もなし

 躓いて 何もない道 振り返り

 ガガよりも ハデだぞウチの レディーババ

 指一本 スマホとオレを つかう妻

 遺影用 笑い過ぎだと 却下され

 誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ

 万歩計 半分以上 探しもの

 なれそめを 初めてきいた 通夜の晩

 お迎えは どこから来るのと 孫が聞く

 目には蚊を 耳には蝉を 飼っている ゲッソリ

 「お年です」 それが病気か 田舎医者

 探しもの やっと探して 置き忘れ

 なぁお前 はいてるパンツ 俺のだが

 腰よりも 口につけたい 万歩計

 立ちあがり 用事忘れて また座る

 立ちあがり 用を忘れて 立ちつくし

 無農薬 こだわりながら 薬漬け

 婆さんよ 犬への愛を 少しくれ

 ご無沙汰を 故人がつなぐ 葬儀場

 お若いと 言われ帽子を 脱ぎそびれ

 このごろは 話も入れ歯も 噛み合わず

 いざ出陣 眼鏡 補聴器 義歯 携帯

 くり言を 犬はまじめな 顔で聞く

 定年だ 今日から黒を 黒と言う

 自己紹介 趣味と病気を ひとつずつ

 景色より トイレが気になる 観光地

 手をつなぐ 昔はデート 今介護

 「こないだ」と 五十年前の 話する

 年重ね くしゃみするのも 命がけ

 

▼シルバー川柳2 ポプラ社 2013・3・6 より

 その昔 恐竜見たかと 問う曽孫

 五十年 かかって鍋と 蓋が合う

 老後にと 残した夢も 夢のまま

 老人会 ハイカイ王子が また一人

 今日も又 雨戸を開けて 無事知らせ

 お出かけは 歯科外科内科 耳鼻眼科

 ああくやし 夫の名前が でてこない

 猫だけが 今日の出来事 聞き相手

 恐いもの 見たさや妻の フラダンス

 合掌の 姿で乗った 体重計

 空気より お経読みたく なる老後

 目ん玉も はずしてみせてと せがまれる

 遺言を 二度も書いたが この元気

 祖父と祖母 ツッコミなしの ダブルボケ

 子には脛(すね) 孫には虎の子 かじられる

 「アーンして」 むかしラブラブ いま介護

 つまずいた ふと見た床に 段差なし

 持病には 医者顔負けの 知識あり

 老後にと 汗した家で 一人棲む

 動かない エレベーターや 押し忘れ

 味のある 字とほめられた 手の震え

 

▼シルバー川柳3 ポプラ社 2013・9・11より

 孫が聞く 膝が笑うと どんな声?

 白内障 術後びっくり シミとシワ

 本性が 出ると言うから ボケられぬ

 ひ孫の名 読めない書けない 聞きとれない

 症状を 言えば言う程 薬増え

 お迎えは 何時でも良いが 今日は嫌

 欲しいもの 今じゃ優しさ だけになり

 足腰を 鍛えりゃ徘徊 おそれられ

 来世も 一緒になろうと 犬に言い

 この墓も 入居間近と よく磨く

 居れば邪魔 出かけりゃ事故かと 気をもませ

 亡き妻と 朝は分け合う 健康茶

 年寄りに 渡る世間は 罠ばかり

 あの世では お友達よと 妻が言い

 混浴は 足湯だったと 友ぼやき

 食事会 薬でしめて おひらきに

 補聴器を そっとはずして 聞く小言

 「アレどこだ?」 「アレはあそこにソレですよ」

 断捨離を 始めた妻が 俺を見る

 しわふえて 生命線も 手首まで

 ヤブ医者め みんな老化で 片づける

 約束は 「生きとったらな」の 但し書き

 体中 ひび われ・ゆがみ・ 水不足

 あの世には あるのだろうか 冥土カフェ

 年上が タイプだけれど もういない

 はげぬうち 遺影を撮れと せかす妻

 日本語で たてて下さい ケアプラン

 AKB わしらはこれよ AED

 ばあさんが 「若奥様」で 振り返る

 口喧嘩 昭和初期まで 蒸し返す

 わが家での 序列は妻・犬・ 金魚・オレ

 勧誘に 夫婦二人で ぼけた振り

 背で泣いた 孫に背負われ 芝居見る

 孫の菓子 食べたと言えず ねこのせい

 夫婦して 風呂めし済んで まだ六時

 

▼シルバー川柳4 ポプラ社 2014・9・10より

 叱った子に 今は優しく 手をひかれ

 恐妻を 天使に変えた 認知症

 鏡見て 懐かしくなる 母の顔

 元酒豪 今はシラフで 千鳥足

 LED 絶対見てやる 切れるとこ

 どこで見る 東京五輪 天か地か

 老いるとは こういうことか 老いて知る

 あの世より 近い気がする 宇宙行き

 運動会 撮った写真に 孫いない

 ディケアで スマホあやつり ヒーローに

 フラダンス ぷんぷん匂う 湿布薬

 関心は AKBよりPPK (PPKはピンピンコロリの意)

 自慢した 高台もはや 恨めしい

 病院の 待ち合い室も しきる妻

 決めゼリフ 「冥土のみやげ」で また旅行

 たくましい 俺が出てくる 夢の中

 早起きは 徳と言いつつ 今朝も二時

 この頃は 医者に意見を して帰る

 大福を 食べると娘に 見守られ

 自費出版 葬儀代にと 止められる

 青信号 渡りきれたら まだ若い

 今日にでも 死にたい人が 鰻丼

 

▼シルバー川柳5 ポプラ社 2015・9・8より

 長生きを ほめる世間に 子は疲れ

 年賀状 出さずにいたら 死亡説

 お互いに ボケかトボケか 気がつかず

 浪花節 何のだしかと 嫁が聞き

 想い出が 身辺整理の 邪魔をする

 うす味を 愛だと知った 四十年

 確かめる むかし愛情 いま寝息

 孫の名は 読めない書けない わからない

 図書館の 快眠夜に つけがくる

 会社やめ いつのまにやら 妻の部下

 家の中 あがりこんだら 別の家

 バレエ会 妻だけトドの 盆踊り

 書道中 「戒名」ですかと 覗く老妻(つま)

 たまに来る 嫁は決まって 客気分

 仏壇の ローソク借りる 誕生日

 歳とれば 誰も貰える 脳減る賞

 余生とは 妻に従い 暮らすこと

 レントゲン 「息を止めて」で 咳こんで

 シワシワで 喜怒哀楽に 差が出ない

 乾杯の 前に黙禱 クラス会

 息子より すぐ来てくれる 救急車

 アマゾンで 買ったという孫 いつ行った

 百歳を 生きてみたいが 予算難

 親よりも 先に逝くなと 百の母

 爺と婆 どっちが好きと 犬に聞き

 血圧を 納得するまで 計る父

 人混みで 疲れ過呼吸寝て 無呼吸

 本当に 寝ているのかと 揺する妻

 とっておけ 孫の歩行器 使うかも

 ヘルパーに 抱かれた爺ちゃん 赤くなる

 戒名の 好みを坊さん 聞きに来た

 最新の 病名もらい 得意顔

 車椅子 乗りたい私が 押している

 妻と俺 いつの間にやら 妖と怪

 爺ちゃんが 描き足している 生命線

 

 

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