憲法が日本を守ってくれる訳じゃないのと同じで、法律が日本を守ってくれる訳じゃないさ | 錆鼠熊のブログ

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自戒を込めて

結局のところ、憲法だろうが法律だろうが、要はそれを運用する人間がどうかという事の筈だし

だが、それで言えば、今の憲法のもとで70年間、戦争を回避し続けた事は素直に称賛していいと思うよ

何かにつけて日本は外交下手だとか外圧にいいように操られてるとか貶められるが、もし本当にそれだけなら世界有数の経済力を持ち、多くの国から実は高い評価を得るに至ってないだろうからね

確かに現行憲法はある種の足枷であったのかも知れんが、日本人って割と不自由だったり厳しい条件の下で創意工夫をして状況に対処していくっていうのが何気に得意みたいだし

だから、憲法上の縛りというのは本当に大変だったのかも知れんが、むしろそれ故に今に至れたのかも知れんという面もある気がするんだよな

今度の安保法案によってようやく「普通の国際貢献」が出来る国になるという人間が居るが、それじゃあ今まで日本は国際社会に対して何も貢献してこなかったとでも言うのかねえ。これまで日本がやってきた事を、実際に日本を評価する声もあるという事実を、それを得る理由となった無数の先人達の努力を、よくもまあそこまで侮辱出来るものだと、むしろ感心するね

武力による国際協力が出来なければ「普通の国」じゃないような発想は、一体誰の発想なのやら。それって結局、一部の人間の価値観でしかない筈だよ?

他国に守ってもらって平和を享受してる? いやあ、その守ってくれてるという「他国」にしたってただの親切心だけで守ってる訳じゃない事くらい、今時一般人だって知ってると思うがなあ。その国にとっては、日本を守ることが自国の国益に繋がるからこそそうしてる筈だよな。そう、日本を守るのは、所詮その国の「都合」なんだよ

という事は、その国にとって日本を守る意味が無くなれば、同盟を結んでようがどうだろうが、そんなものはいつだって反故にするだろうさ

な訳で、他国に守ってもらうという事を当てにせず自分達の事は自分達で守れるようにするという意味での備えは確かに要ると思う。その為の法律だと言うのなら、理解も出来る。けどなあ、これまでの中でそんな説明してたかなあ? 少なくとも俺は聞いた覚えがないんだが

政府のこれまでの説明を聞く限りじゃ、結局はどこぞの国のご機嫌を取る為にこの法律が必要なんですという風にしか受け取れなかったんだよな

この法案が通ったことで「これで普通の国になれた」と胸を張る人間は多そうだが、何のことは無い、これまで散々言われてた外交下手だとか外圧にいいように操られてるとかという蔑みの延長線上に来るだけとしか感じんね

血を流さずに恩恵だけを得ようとするのは卑怯だ? 身勝手だ? いやいや、卑怯でも身勝手でも無い国がいったいどこにあるって? 日本が一番頼りにしてる某国なんて、それこそ卑怯と身勝手の権化みたいな存在じゃないか。なのにどうして日本だけがそういう事を遠慮する必要が有るというんだか

卑怯結構、身勝手結構。「国益を守る」なんていうのはそれこそ綺麗事で済む話じゃないだろう

「戦わずして利を得る」ことの何が悪い? その分、日本は別の形で国際社会に貢献し、努力を重ねてきた筈だ。だからこそ70年も戦争を起こさず、かつここまで成長できた筈だ、それをもっと誇り、主張していいと思うんだがねえ

でもまあ、成立してしまったものは仕方ない。今後は政府がどのようにそれを運用していくか、お手並み拝見させてもらうとするよ








◎安保関連法が成立
安全保障関連法は19日未明の参院本会議で採決が行われ、自民、公明両党と元気、次世代、改革の野党3党の..........≪続きを読む≫