メルセデス・ベンツS211 足廻り異音 エンジン不調
メルセデス・ベンツ E350 ステーションワゴン(S211)、エンジン不調と足廻りの異音症状でご入庫いただきました。
1. 足廻りの異音点検・修理
まずは足廻りの異音から点検していきます。
停車時にハンドルを左右に切ると「ガキガキ」と大きな異音が確認できました。
目星をつけていた「ロアアームボールジョイント」を点検したところ、やはりガタが発生していました。
こちらはロアアームボールジョイントの交換を実施し、異音は綺麗に収まりました。
2. エンジン不調の点検・診断
続いて、エンジン不調の診断です。
アイドリング時にエンジンがブルブルと振動しており、明らかに1気筒爆発していない(ミスファイアしている)状態です。排気ガスからも若干ガソリンの生ガス臭が漂っていました。
症状からダイレクトイグニッションコイルの不良が疑われたため、診断機を接続してエラーコードを確認します。
【検出された故障コード】
0987-S シリンダ4のイグニッションコイルシグナルエラー
0629-S ミスファイア
0645-S シリンダ6のミスファイア
1027-S シリンダ6のイグニッションコイル断線あり
診断結果から、6番シリンダのイグニッションコイル不良による「5気筒状態」になっていることが判明しました。
V6 3.5Lエンジンはトルクがあるため、1気筒死んでいても意外と普通に走れてしまったりするんですよね。
3. 原因の特定と修理作業
一旦故障コードをリセットしたところ、一瞬6番シリンダの動きが正常に戻りましたが、すぐにエンジンチェックランプが再点灯。
再度テスターをあてると、やはり6番シリンダのイグニッションコイル不良と出ました。4番シリンダのエラーは、6番の不具合に引っ張られて一時的に検出されていたようです。
通常であれば、予防整備も含めて全6気筒分のイグニッションコイルとスパークプラグの全数交換をおすすめするところですが、今回はお客様とご相談の上、まずは症状の原因である6番シリンダのイグニッションコイルのみを単体交換いたしました。
交換後、エラー消去・テスト走行を実施して症状が改善したことを確認。最後に洗車を行い、一旦ご納車となりました!
