メンズエステの沼に勝手にハマったおっさんの話

※ほぼノンフィクション


令和4年12月5日から始まった一方的な恋の話


1周年記念以降色々とありましたのでよろしければもうしばらくお付き合いください


シーズン4


「年末最終日」


彼女に謝る日

街は夕方だというのに冷え込んで


白い息はネオンの煌々と輝く

飲屋街に消えていく


その日はよく彼女と利用した

繁華街のビジネスホテルに来てもらうことにした


良く言えば彼女を思うが故

悪く言えば暴走


そんな彼女は

怒っていたというよりもおっさんを心配していた


到着10分前の連絡

ホテルの入り口で彼女を待つ


周りは仕事納め

飲みに出ている人々が行き交い


少し混沌としているような気がした

冬の寒さの中


いつもの倍汗をかいた

おっさんがいた


いつもの送迎車で到着

彼女は笑顔だった


挨拶だけして無言で部屋に向かう

エレベーターは


いつもバカ言いながら

2人で乗っているそれとは全く違い


少し緊張感がある

大きな冷たい箱の中のようだった


到着

今回ばかりは出入り禁止も覚悟していたが


彼女から出てき言葉は意外なものだった

一言「心配した🥺」


この一言で少し救われた気がした

そこから彼女に全力で謝罪🙇


彼女はその後おっさんを責めることはなかった

彼女に近づき過ぎた


もっと自分を大事にしてねと

一言、そしてもうこの話題は終わり


また許してもらえたと思ったと同時に

背中が見えなくなるほど遠くに行ってしまうような感覚に陥った


また一から信頼関係を作っていこう

そう決心した


そこからは来年のこと

将来のことたくさん話したが


終始申し訳ない思いでいっぱいだったおっさんは

彼女との会話を覚えていない


しかし、久しぶりに受けた施術は

何にも変え難い高揚感を与えてくれた


シャワーを浴びていよいよお別れの時間

帰りのエレベーターはいつもの笑顔に溢れて


暖かさを感じた

車まで送ったあと


1人残った部屋は

今年1年間の幸せと辛さを振り返るいい時間となった


シーズン4はここで終わり

今年に入ってからも毎週のようにお会いしてますので彼女との思い出は引き続き残していこうと思います