メンズエステの沼に勝手にハマったおっさんの話

※ほぼノンフィクション


令和4年12月5日から始まった一方的な恋の話


1周年記念以降色々とありましたのでよろしければもうしばらくお付き合いください


シーズン4


「おっさんの誕生日」


おっさんは12月生まれ

おめでとう🎉という歳でもないので


特に気にしていなかったが、彼女との1周年記念の時に誕生日の話が出た

彼女の誕生日は7月


その日を抑えるために

必死になって予約したものだった


しかし、彼女の誕生日は一緒に過ごすことができなかった

以前に彼女に強く言ってしまったちょうどその頃である


結果的には新規のお客さんの予約しか受け付けないとお店に言われ

後輩つてに誕生日プレゼントを持っていってもらった(後輩にその日の予約をしてもらった)


その時は流石に後輩に申し訳なかったと思う

彼女の施術を堪能できなかったはずだ


後にも先にも彼女を知り合いに紹介したのはない

彼女を知りたければ頑張って探せばというスタンス


これだけ通っていれば

飲みの席で意見を問われることがあるが


おっさんは彼女の他に,あまりセラピストさんを知らない

先輩から聞いたおすすめの女の子を紹介するのが精一杯だ


話はズレたが

おっさんは12月生まれ


その年の誕生日は木曜日だった

週一のおっさんはいつも通りその週の日曜日を選択


その日が決まれば

ホームページをあまり見ない


だが、その週は違った

何となく気になって


彼女の予約状況を眺めていた

するとおっさんの誕生日の日長い時間が一気に埋まった


今思うと彼女の常連さんはおっさんが1周年記念で8時間の予約をした時に

ヤキモチを焼いていたと聞いていた


少し優越感を持っていたのだが

今思うととても恥ずかしい


彼女には常々みんなのアイドルと言っている

しかしそんなものは詭弁で


たくさんの独占欲がおっさんの深層心理にあることを理解した

今もないと言えば嘘になるが当時は本当にどうかしてたと思う


悶々とした中、次の予約日を迎えた

その日は郊外のホテルに来てもらうことにした


クリスマス前ということもあり

去年と同様ケーキも持って行った


彼女はチョコが好き

クリスマス当日は難しかったため少し前になったが


日付回ってクリスマスイブ

そこには悪い癖の出たおっさんがいた


その独占欲が彼女を苦しめる

おっさんの誕生日の仕事について


根掘り葉掘り聞いてしまった

彼女は最初は冗談であしらってくれていたが


おっさんの感情の昂りを感じたのか

彼女もなんでそんなことばかり聞くのかと少し


語気を強めた

もともと彼女は芯が強い女性


お客さんに対して正直で

何か言いたくないことがあると話をそらす


こんなに長くいるとすぐにわかる

だからおっさんは普段なら話したくないことなのだと理解し話を変える


しかしこの日は

高まった感情を抑えられなかった


彼女はいつも通り施術入ろうと準備を始めた

おっさんもシャワーを浴びた


ベッドではいつもの彼女の姿

しかし彼女の顔をみることが出来ず


1人号泣していた

(これは彼女に後になって爆笑しながら教えてもらったことだ)


その日は彼女のために色々準備をしてきた

自滅だ


全て自分自身で台無しにしてしまった

喧嘩別れのような状態になってしまった


次の日に後悔したことは言うまでもない

そのまま命を絶とうとまだ考えた


最悪なことに彼女に迷惑をかけたこと以外の記憶がない

38歳になってもいつまでの子供の自分に腹が立った


お店から連絡が来た

おっさんが少し酔い過ぎて彼女が混乱してしまっている


本当は出入り禁止になるところだが

彼女がおっさんはお酒が入らなければいい人だから


出入り禁止はやめて欲しいと

お店に伝えてくれていた


お店からもお酒を飲んでの来店はしないでと注意され今に至る

お店の対応は当然だが、なんでダメだったのか


可能な限り教えてくれた

運営上迷惑をかけた事をお詫びししばらく予約をしないとオーナーに伝えた


おっさんはお店のオーナーを尊敬しているし、さらにその気持ちが強くなった


その日からおっさんは外でお酒を飲まないようにした

この忘年会の真っ只中


誘われることも多かったが一生分の烏龍茶を飲んだと思う


そうして年末を迎えた


次回 年末最終日