メンズエステの沼に勝手にハマったおっさんの話

※ほぼノンフィクション


令和4年12月5日から始まった一方的な恋の話


39日目 久々の再会感

3月31日


彼女はこの頃になると

出勤予定が上がった日に全て埋まるような状態になっていた


非常に複雑

もともとの彼女のお客さんに加えおっさんが参戦


1日で3人しか予約を取らない彼女は週によっては6人しか予約ができない状況だ


あっという間に埋まってしまう


その日はおっさん異動のため

最後の送別会が行われていた


予約は23時余裕があるだろうと考えていた

盛り上がるバー


それもそのはず

コロナから解放されみんな久々のカラオケ


我先にとマイクを奪い合う

転出するおっさんも歌を歌う


気付けば22時40分

予約したホテルまでは車で10分くらいのところ


1分でも遅刻は許されない

そんな時、急に腹痛が、、、


慌てたおっさんは幹事にお金を渡し、みんなに挨拶

涙ながらに送別会を後にした


メールのことを思い出しながらタクシーに揺られホテルに向かった


お腹の痛みはピーク

こっそり彼女にホテルを先に伝え


トイレに駆け込んだ

波も収まり一呼吸


しかし彼女は迫っている

カラオケで汗びっしょりになったおっさんは彼女が来る前にシャワーを浴びようと考えた


シャワー中に来てはいけない

そう思って彼女へ301号室だから鍵を開けておくので入ってきてと伝えた


LINEが既読になったのを確認してシャワーへ

シャワーを浴びている途中ドアが開く音


彼女が到着したようだった

シチュエーションに不覚にも興奮してしまった


長く付き合った彼女が当たり前に部屋に入ってくる感覚

新たな楽しみを覚えてしまった


そんなこんなでシャワーを浴び終わり

彼女の隣へと向かう


いつもながらに思うが、一週間会わないだけで久しぶり感がすごい


携帯をいじっている彼女が

こちらを見て よっ‼️

と呟いた


素敵すぎる

また言われたよく飽きないねと


時間もないことからすぐに準備に取り掛かる彼女

おっさんの転勤騒動をあえて話さないようにしているのか


それとも、一旦リセットした心はもう一生戻らないのか

※彼女の本心は分からないが、おっさんを求めているわけではない


ミステリアスだ

部屋にある加湿器のアロマのスタイルが輪をかけて不思議な空間へと導いてくれた


次回 施術中