翌朝、ミラノ到着直前に、
モヤモヤを晴らすために行動に出ました。
まず、僕「昨日、あれからみんな何もなかった?」
2「ああ、気を取り直して、イタリア楽しんで」そしてトイレへ。
1と3「ま、とりあえず警察いけよ。何とかなるさ」
僕「そう願うよ。てか、あの後寝てからお金取られなかった?
もっかい確認したら?」
1現金を出し、「俺は気をつけてるから大丈夫」
3はうなずく。英語全く通じない模様。
僕「僕が無くしたのも20Eと50Eなんだよな、ちょっとこれみして」
といい、1の現金をつかみ、貸してもらおうとする。
1「NO、NO,NO,これは俺のだ」
3は1に便乗。少し怒ってる。
しかし、まだ引き下がれない僕。
「昨日はこのドアが閉まっていて、
あんた(3)焦って出て行こうとしてたろ?なんでよ?」
すると1「彼女は部屋を移りたかったんだ」
僕「なんで!」
1「トイレ」
僕「トイレ? 今部屋移りたいっつったろ!嘘つき。
てか、これは、絶対俺の金でおまえらグルで取ったろ!」
1「NO,NO,NO,これは俺の金だ」
3便乗。結構怒ってる。
僕は1に優しく微笑み、
「これは俺んだ!サッカーみるのに下ろした大事なもんなんだ!
この120Eを貯めるのに俺は40℃の中、
バイクで天丼配達を3日やったんだぞ」
と言いながら、彼の掴んでいるお札の中から、
20E1枚と50E2枚を全力で抜き取ろうとしました。
すると、それまでイタリア語?オンリーだった3が、
「これは彼のだ!おまえ証拠もってんのっか?」と、
すごい剣幕で立ち上がりました。
お金は引き抜けず、1は僕を振り払ってリュックを背負います。
「マジ勘弁してくれ!これないと俺死んじまう」といい1に詰め寄ると、
3が立ち上がろうとした僕の胸を押し、よろけました。
「ふざけんな、証拠とかじゃなくておまえが一番怪しいんだよ!」
と最期は日本語でというも、
リュックを背負った1は出口に行き、3も怒鳴りながら出て行きました。
確かに証拠が無い僕はそれ以上騒げず。
同情を期待して、後から旅で出会った人にこの話をすると、
「刺されなくて良かったね」と言われました。
意外な言葉に驚きましたが、
スリに抵抗して怪我をした人は、確かにいる。
命があっただけ良かったかと、ほんのチョビッとだけ思いました。
しかし、日本円にして2万は、やっぱり悔しい。
しかも、目の前にあったのに取り戻せなかった。
自分の非力さに腹が立ち、
この日からシークレットポーチははずしませんでした。
そして、どんなにいい人が多くても、一生黒人の世話にはならんし、
親切にもしない。一生恨んでやると心に決めました。
ま、決めたところで何の意味もありませんが。
その後の今日の出来事もかなり大きいことなんで、
また次回。
そう、今日はずっと楽しみにしていたサッカーの日。
まさかの悪夢が....
















