先の卒業試験により、我が陣営は致命的ともいえる、大損害を被ってしまった。
奮戦空しく、多くの点数と貴重な時間が失われ、正に精も根も尽き果てんばかりであった。
だが…見渡してみるが良い。
この死せる大地にあってもなお、逞しく花咲かせし桜のごとく、
甦りつつある我等が寄る辺を。
傍らに立つ戦友を見るが良い。
この留年の危局に際してなお、その眼に激しく燃え立つ気炎を。

我等を突き動かすものは何か。
満身創痍の我等は、何故、再び立つのか。
それは、全身全霊を捧げ、追試に立ち向かう事こそが、生ある者に課せられた使命であり、
卒試や国試合格に殉じた輩への礼儀であると心得ているからに他ならない。

1内を落とした者達の声を聞け。
3内に果てた者達の声を聞け。
国試に散った者達の声を聞け。
彼等の悲願に報いるときが来た。

そして今、若者達が旅立つ。
鬼籍に入った輩と、我等の悲願を一身に背負い、孤立無援の追試に赴こうとしているのだ。
歴史が彼らに脚光をあてることが無くとも、我等は刻みつける。
名を明かすことすら許されぬ彼等の高潔を、我等の魂に刻みつけるのだ。

旅立つ若者達よ。
諸君に進級する術しか教えられなかった我等を許すな。
諸君を追試に送り出す我等の無能を許すな。
願わくば、諸君の挺身が、次代を追試に送る事なき世の礎とならんことを。



……これってもしや死亡留年フラグかも?(・ω・`)