今までの歯科疾患の中で、2大疾患といえば虫歯と歯周病でした。

しかし、このいずれの疾患も予防することが可能であることから、これからも減少していくでしょう。

すでに、子供たちの虫歯は食糧難だった終戦直後ほどに減っています。


 
 


幼稚園から高等学校に至るまで、すべての学年で虫歯は減り続けいます。

子供の虫歯が減れば、当然ながら今後は大人の虫歯も減っていきます。


しかしながら、食生活の激変によって、顎骨が細くて歯列の狭い子供が増えており、歯列不正(悪い歯並び)は今後も増えていくと考えられます。

歯列不正になれば、当然噛み合わせに問題をきたしてくるでしょう。

噛み合わせに問題を抱えていると、顎関節症や咬合関連症候群、咬合性外傷、知覚過敏、歯のくさび状欠損、歯肉退縮、歯牙および歯根破折、虫歯などの多くの問題を生じるようになります。

ですから、これからの歯科医療は、歯列不正および噛み合わせ不良に対する治療の必要性が高まるでしょう。

また、歯周病は予防可能な疾患ですが、一方で生活習慣の多様化によって、病態はより複雑化していくに違いありません。


心身ともに健全な子供たちの成長発育のためにも、咬み応えのある食事を与え、歯列不正を予防しましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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