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今回は、歯髄壊死(しずいえし)による歯茎の腫れについて書きます。
歯髄壊死とは、歯の神経が死んでしまうことを指します。
歯髄壊死の主な原因は、深い虫歯や虫歯治療後、歯の外傷などです。
歯髄壊死による歯茎の腫れ(矢印)
深い虫歯は、虫歯治療後に歯髄が壊死することがある
根管治療後。歯茎の腫れは完全に治癒している(矢印)
歯髄壊死を放置すると、歯の色が黒く変色してしまうので、早期に根管治療を行うことが必要
歯髄壊死は、歯の変色で気付くことが多く、しばしば審美的に問題となります。
変色の程度が軽ければ、根管治療後にホワイトニング(ウォーキングブリーチ)を行うことで、自然な歯の色に戻すことが可能です。
しかし、変色が強くなると、ホワイトニングでは十分な効果は期待できず、セラミッククラウンなどによる補綴(ほてつ;被せること)が必要になることが少なくありません。
また、歯髄壊死を放置すると根尖病巣が大きくなり、難治性となる可能性もあるので、疑われる場合には早めの受診をお勧めいたします。
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