スイスのアパートに引っ越してから、早くも1週間が経ちました。
シンガポールを離れる際に家具はすべて処分し、持ってきたのはスーツケース1つ分の荷物。キッチン用品や食器、洋服、コスメ類くらいで、本当に最低限のものだけです。

これから生活に必要なものをすべて一から揃えていく日々が始まりました。
 

5ヶ月間のノマド生活を経て、私はスイスでの定住生活に対して“理想”を描いていました。
・物はなるべく増やさず、ミニマリストであり続けたい。
・せっかくヨーロッパに住むのだから、できればヴィンテージやチャリティショップで中古の物を再利用する形で、少しずつ揃えていきたい。
古いものを大切にする文化に触れながら、丁寧に暮らす生活がしたいと思っていました。


けれど、いざ生活を始めてみると…理想はあっさりと崩れ始めました凝視
家には備え付けの収納も仕切りも少なく、荷物は床に散乱。
最低限の家具さえないと、こんなにも居心地の良い「暮らし」が遠いのかと実感しました。

そうなると、やっぱり頼るのはIKEAなどの手頃な家具店。
予算も限られている中で、必要なものをなるべく安く早く揃えようとすると、自然と量販店に足が向いてしまいます。

思い描いていた“ゆっくりお気に入りを集めて、少ない物を大事にしていく暮らし”とは程遠く、1週間目にしてすでに「予定と違う…」と気持ちが萎え気味。

家の中は片付けが追いつかず、見た目も気持ちも落ち着かない状態。
「こんなはずじゃなかったのに」と、思わず小さくため息が出ます。

まだたったの1週間。焦らなくていいはずなのに、つい以前の暮らしと比べてしまう。
シンガポールでは自分のペースで心地よい空間を作れていたからこそ、今の“まだ整っていない状態”に落ち着かなさを感じてしまうのかもしれません。


とはいえ、今こうして移動せずに落ち着ける場所があり、安心して眠れる部屋があること自体、本当にありがたいこと。
感謝の気持ちを忘れずに、少しずつ、自分の暮らしを整えていけたらと思います。

理想の暮らしに近づくには、時間も手間もかかる。
今はまだ“途中経過”なのだと、自分に言い聞かせているところです。


皆さんは、新しい土地で暮らし始めたとき、理想と現実のギャップに戸惑った経験はありますか?
どんなふうに、自分らしい居場所を作っていきましたか?
もしよかったら、あなたの体験も教えてください。