今はノマド生活の私です。
旅をしながら働く日々で、移動がとにかく多い年になっています。
せっかくの移動時間、つい仕事に使ってしまうことも多いのですが、今年は「もっと本を読もう」と決めていました。
日本語の本に加えて、なかなか手が出ない英語の本にも挑戦中です。
先日、宿泊先の共有スペースで、誰かが置いていった本を見つけました。
私も読まなくなった本を1冊寄付して、代わりにその本棚から1冊もらってみることに。
手に取ったのは、小さな子ども向けの短編。
絵本のような可愛らしい表紙に惹かれたのです。

タイトルは『Madame Pamplemousse and Her lncredible Edibles』
魔法が使えるパリの片隅にある不思議な食品雑貨屋のマダムと、そこで働くことになった女の子のお話。
短いながらも想像力をかき立てるストーリーで、魔法や魔女の物語が大好きな私にとっては、まさに“ツボ”。
ページをめくる手が止まらず、挿絵もとても愛らしくて、読むだけで癒されました![]()
この物語、きっと女性作家が書いたんだろうな……となんとなく思っていたのですが、なんと著者は男性![]()
正直、ちょっと驚きました。
というのも、完全に“女の子向け”に見える絵や世界観だったので、無意識に「男性作家はこういう話を書かない」と思い込んでいたからです。
でも、それが分かった瞬間、なぜかとても嬉しくなったのです。
自分の中にあった「こうあるはず」「これはきっと〜だろう」という固定観念を、そっと外してもらえた気がしました![]()
——創造力に、性別も年齢も関係ない。
マダム・パンプルムースがパリの片隅で売っている、ちょっと奇妙で不思議な食品の描写たち。
「よくこんなアイデア思いついたな〜」と、思わず感心してしまうくらい豊かな世界。
読んでいると、作者自身がこの不思議な物語を、心から楽しんで書いているのが伝わってくるようでした。
ブラボー!
読書を楽しませてもらっただけでなく、
「女だから」「男だから」と自分を枠にはめなくてもいいんだよ
というメッセージまで受け取った気がします。
このシリーズ、他にもあるようなので挿絵も可愛いし、できればシリーズで揃えたいなぁ……!