おはようございます。
先日、タクシーで家に帰っている途中に何だか外で大きな音がするのでぱっと反対車線の方を見ると、不思議な光景に出会いました。
キョンシー映画の幽玄道士たちのような恰好の方たちが2列になってぞろぞろと歩かれていて、その後に派手な装飾をされた棺が続き、その後ろにも同じような恰好をされた方々が2列になって歩かれていました。
全部で20人くらいいたかと思います。
昔よく見ていた幽玄道士の映画のシーンのようでした。シンガポールで私は見たことのない風景です。
タクシーの運転手のおじさんに
「あれはお葬式なのですか?」と聞きました。
中華系の運転手さんのお返事:
「そうそう、あれはTaoism(道教)のお葬式ね。あの感じだと10万ドル(800万近く!)するんじゃない?Taoのお葬式が一番高くて、次に高いのは仏教式ね。」
というお返事。。えっ、お金の話??
お金に絡めた現実的な返事が返ってくるところがシンガポールっぽいです。
Taoism(道教)のこと全くわからない私です。
家に帰って文化の勉強だと思い、Tao式のお葬式を執り行う会社のサイトをいくつかみてみました。
サイトに明確に記載されているのがパッケージ価格。文化的なこと調べたかったのですがお値段が先に分かってしまいました。
この辺もシンガポールっぽい気がします。
相場は3日間の儀式で約$8,000(約70万)でした。
タクシーのおじさーん💦
その他おじさんに教えてもらったことは
「Taoは儀式がとっても複雑で潮州(Teochew)式が一番複雑なんだよ。」
「昔は亡くなった方の家族が棺を担いで1~2kmくらいは歩いたものだよ。僕のおばあちゃんのお葬式の時にも棺を担いだよ。最近じゃ霊柩車で運んでもらって、後ろから車でついていくだけどね。」
これらもおじさんが教えてくれたことなので、本当かどうか調べてみないと分からないですが、またシンガポールの違った一面を垣間見させていただいた機会でした。
全く知らない道教のことも少しずつ調べてみたいな。と思いました。
お葬式サービスの会社のサイト、Tao式、仏教式、ローマカトリック式、などなど宗教別に出来ます。と紹介されているサイトが多く、多文化のシンガポールらしいなぁ。とそこも妙に感心してしまいました。