なんとなく立ち寄ったレンタル屋さん。

引っ越してから色々と調べたり買い物行ったりしてゆっくりできずにいた。
特別観たいものがあるわけではなかったが、園子温の時が飛び込んできた。

最近、邦画を見直すきっかけになった監督。

テーマは原発。時代は福島原発のあとから数年後の設定。

ネットでの評価は高くはなかったが、放射能に過剰なまでに反応する人間の露骨な描写はこの監督ならではのものだと思う。

そう、たった1、2m外か内かで危険か危険じゃないかが線引きされ、住民は嘆くものと恐れるものとに分けられる。

私も、原発の被害すら受けてはいないが、あの時の福島を経験している。

妙なメールが回され、一体誰が本当のことを言っているのかも分からず、1ヶ月くらいは笑ったりできなかった。

映画のように、子供を持つ親は自分達を恨む者もいたろう。

防護服を着て買い物はおかしいんじゃ?

いえいえ、本当は誰もがそうしたかったんですよ、福島の人達は。

でも、ガソリンはない、放射能の知識が皆無。

家族はお互いを監視するように生活せざる得ない。

そして、認知病が進んで行く母親。付き添う旦那。

家族四人、どこへ行けと?
どこなら安全?
何が食べられる?


全体的に、コマ割が細かいので疾走感があります。
大物キャストこそ出てませんが、それだけにリアリティに秀でてます。

希望の国