間仕切りだらけの東京

 
間近の誰かといつも競争
 
 
名前も知らない社員と一緒の社食。
下向き加減で、無言で君にライン。
 
 
朝ごはんの味を忘れて
 
お腹と頭でカロリーを計算してる
 
君のご飯はいつも美味しいのに、「美味しいよ」
 
そういう時間が、なかなかね。作れなくてごめん。
君が早く仕事に行かなくちゃいけないの知ってるから。
不規則な仕事の俺の前で、君は二人の関係を忘れたように。
 
ドアは静かに締めて
鍵をかける音だけは激しいり
 
いってらっしゃい
 
君の後ろ姿に、バイバイ、、、
 
バタン
 
いつからこんなんだったったっけ?
 
 
 
俺、君が好きなんだ。
多分、いっつも。
 
正面を見た君の顔より
綺麗な黒髪をさ
眺めながら
横顔の君の、野菜ジュースをストローで飲んでる姿。
 
 
俺だけの笑顔。
 
 
ベランダで、だったな。
背景の森の緑と空と、少しだけ注がれたワインのグラスを傾けた、夏の土曜日。
 
夕暮れと、君と俺。
 
 
電波塔が、光ってる。
 
一度見てみたいと、君が言ったあの高さが今日も。
 
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