一般的に日常的に口臭を引きこす舌の状態で最も多いのは、アフター性口内炎ですが、いくつか種類があるので注意が必要です。
 

【アフター性口内炎】
 

 

 

これは皆さんもおなじみの もっとも一般的で、円形で白っぽいのが特徴の「アフタ性口内炎」で、舌や唇、頬、喉粘膜にできたります。痛いですよね・・・
 

ストレス、疲労、睡眠不足、栄養不足、胃や腸の不調などが原因で免疫力が低下した場合や、誤って唇の内側を噛んでしまった場合などにできることが多い比較的症状の軽い口内炎です

市販の口内炎用の軟膏が奏功しない場合は、かかりつけの歯科を受診してください。

うまく歯磨きもできないことから、口腔内の衛生状態も悪化して、生臭い口臭が起こりやすくなります。


【ベーチェット病による多発性口内炎】

 

口腔内に多発性の難治性(歯科医院における通常の軟膏でも治らない)のアフター性口内炎ができた、同時に皮膚にニキビのようなできものができていないか?陰部にえぐれたような潰瘍ができていないか、また、目の症状(充血、見えにくさ、まぶしさ)などがないかチェックしてください。
複数の症状が重なっていたら、ベーチェット病の可能性
があります。

 

内科または耳鼻咽喉科を受診してみてください。


ベーチェット病は原因不明で起こる全身性に多彩な症状を起こす炎症性疾患で、専門的な治療が必要になります。
 

ベーチェット病によるアフター

 

(HONDAのアドバイス)

口内炎ができた場合は、まずは、市販の口内炎用の軟膏を試してみてください。

歯磨きがしずらいので、殺菌性のある洗口液(しみますが薬用リステリンなど)を使って口腔内の衛生状態を保持してください。

市販の軟膏を塗っても改善がない場合は、かかりつけ歯科を受診してください。

歯科を受診しても改善せず、その他の症状がある場合は、皮膚科、耳鼻咽喉科、内科に相談してください。