フィギュアはエブロにとって実は以前に作った経験があったのです。
以前スーパーGTのチャンピオンモデルにフィギュアを加えて作ってみたことがありました。
でも正直、満足できるものではありませんでした。
なんといっても原型が難しく今となっては恥ずかしい限りなのです。
今回のフィギュアはクレープバンの売り子さんとお客の女の子という設定で難易度はチャンピオンモデルの比ではありません。
いつもエブロのプラモデルの箱絵を描いていただいている島村さんにお願いして車の内外に配置するという設定で原画を描いていただきました。
この原画を元にいろいろなスケッチを描いてもらっていました。
このころ友人が林さんというフィギュアの原型を作る方がいてそれは素晴らしい仕事ぶりということを教えてくれました。
さっそく島村さんと一緒にスケッチを持って林さんを訪ねて、原型の製作をお願いしましたところありがたいことに快く引き受けてくださいました。
林さんの原型は3Dデータでの納品と聞いて驚きました。
もちろん製作過程では何度か3Dプリンターで出力して様子を確かめながらデータを修正しながら完成するということでした、正直驚きました。
ずっと以前作った原型は彫刻家の方にポーズと服装の整ったモデルの写真を渡して、それを元に1/6程のフィギュアを作っていただきできあがった石膏の原型を押し型に写し機械加工を施すという手順でした。
勿論最近では3Dスキャナーを使ってモデルを測定し、そのデータから金型を作るという風に進歩していることは聞いて知っていたつもりでしたが、3Dスキャンデータはそのままでは金型加工に移行できないので、データを元にフィギュアの面を作って加工データにしなくてはいけないのはたいへんだなと思っていました。
ところが林さんから提供されたデータはそのまま加工に使えるデータだったのです。
いただいたデータを持って金型屋さんを何件か訪ねて金型製作をお願いしたところ、なんとほとんどの型屋さんに断られてしまいうことになりました。
曰く加工に時間がかかる、細い(0、3ミリ)カッターでの加工になるので何本のカッターが必要になるかわからないので無理、自動で機械を廻すにはカッターが心配、夜間加工することができない、などなど。
たしかに難しいのでしょうがハナから相手にしないという態度にはどうしたものかと思ってしまいます。
それでいて人形の型は得意だというのですから安心してまかせられる金型屋さんに巡り会うまでに1年半を費やしてしまいました。
でも漸くできあがったテストショットを見る限り今までにないフィギュアのプラモデルができたと喜んでいます。
これからキットの生産準備をしなくてはいけないので大変ですが、1日も早くこの今までにないフィギュアのキットをみなさんにお届けしようと頑張っている所です。
まずは軽く組んでサフェーサーを吹いた状態をご覧下さい。



