筆村栄心生誕祭2022(DAY2 アコースティック)/二丁魁① | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST


HAPPY BIRTHDAY(fromミキぺいくれ)

アンハッピーバースデー

ノスタルジスター

病める時も 健やかなる時も(ぺいふで)

隕石に願いを

He is me,too

ウサギと賽子さん(ミキふで)

GAY STAR

ピンポンダッシュ(ふでくれ)

an happy day(ふでソロ)

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ





ステージ真ん中にキーボード。私服のメンバーとrio様登場。ぺいちゃん…………着て…………

サングラスのミキさん綾野剛みたいだった。


ぺ「コンティニューコインを……みんなで協力し合って……」昨日に引き続き、本日もアットホームな現場です。



まずは3人からふでちょにHAPPY BIRTHDAY1曲。ふでちょはステージ0の際でフロアに背を向けてしゃがんで、いちばんの特等席。

ミキぺいくれ と転調してそれぞれオリジナル歌詞でふでちょをお祝い。


ミキ♪おめでとうなんて言葉だけじゃ足りないんだ 君に出会えてよかった


ぺい♪かわいいふでちょ「アリガトウゴザイマス」かっこいいふでちょ「アリガトウゴザイマス」全部がふでちょ「そうです」大好きよふでちょ


くれ♪愛しいふでちょ 手を取ってね あなたの笑顔を守りたい これからもよろしくね


それぞれらしい歌詞とお祝いの演出。ぺいさんは歌いながらおもむろにふでに近づいていくし、くれちゃんは♪HAPPY BIRTHDAYふでちょーちょー って歌ってるし(町長?)、しゃがんでるふでちょに手を差し伸べてて王子様みたいだった。栄「告白かと思ってドキドキしちゃいました」


これにてふでちょの緊張も解けたということで、早速4with rio様のアコースティックライブスタートです。



🍠🐱🎹☁️🌻

ふでちょが1曲目として選んだのはアンハピ。ぺいちゃんサビでくれちゃんと一緒にコーラス入れてて感慨深かった。たしか21.04duoでも入れてたとは思うんですが、繊細で淡いけど、たしかに色づく声(抽象ポエム)でとても良かったです。

Cのぺいくれ掛け合いがとても良かった。ぺいちゃん昨日より声出てたー!し、もうとにかくくれちゃんが良い!!!から、その相乗効果でどんどんふたりで高みに登っていく感じ。♪味わうのがぁー↑ って、” から “” に語尾がはっきり段になるのがもったいないなあとは思う。圧掛けるんじゃなくて、なだらかに上がるのが好きです。


落ちサビ、涙声で揺れるふでちょをぺいさんが優しい優しい顔で見た。母性だだもれにゃむ。ラスサビでふでの左肘に ぽん、と触れる。横アリとかじゃなくて、手を伸ばせばすぐに届く距離に4人がいてくれて良かった。



ミ「えへへへ!」栄「1曲目から泣いちゃった😖」ぺ「いやグッと来ちゃうよね。生誕祭で聴くアンハッピーバースデーグッと来ちゃうよね、わかる」


ぺ「めっちゃ緊張する。めっちゃ口も乾くんだよ」ってすぐ給水。緊張してるの超わかるよ。

アコースティックだと歌詞がダイレクトに入ってくるというか、いつもとは違うところを噛み締めてグッと来るよね、とも。




次はふでが地元のことを思い出してあったかい気持ちになる曲。栄「『ノスタルジスター』」。


ぺいちゃん歌い出し気持ちよさそうだった。いつも以上に声が空気に溶けていくようだ。なんかふで推し以外あんまケチャする雰囲気ではなくて、しない方が良いのかなとも思ったけど、ぺいちゃんにだって手を伸ばしたくてたまらなくなる。個人的には物理的に邪魔にならなければ好きに見たらええやんけ!と思うし、どうせわたし端っこでほかのオタクの視界にはほぼ入らないとこにいたから見逃していただけたらありがたい。


2サビ(だけじゃなくて常にだけど、特に!)でふでを見つめるぺいちゃんがやっぱり母の顔してた。昨日のホモサピでわたしも「母の顔してた」ってぺいちゃんに言われて、ああ、じゃあおんなじ顔だったのかもなあ、と思った。向かい合ってたくさん頷きながら、こんなん愛でしかない。


てかくれちゃんのコーラスがほんとにすごい!!!!すごいぞ日がち!!!!!なんなん!?!!!




栄「また泣いちゃった!😫」ぺ「やばい、やばいよ、わかる、でも」ミ「それだけ心を刺す歌ってことじゃん」栄「どこのフレーズにも自分の思い出がありすぎて」ぺ「そうね」栄「……幸せです」ぺ「自分たちの歌として歌えることって幸せだなあと思うよね」




☁🎹️🌻

続いてはぺいふで2人で。ぺ「この流れはやばいよ!?」歌う前から泣き確ちゃんで愛おしいね。


ふでがぺいさんとということで選んだのはやめすこ。栄「二丁魁に入る前にぼくが一番聴いた曲かもしれないですね。それだけ自分の中でも大切な曲で、人生のテーマソングに感じるときが多くて」ぺ「『この歌詞が大切だなあ』って思う部分ある?」栄「あのー……そのピアノ泣いちゃうから!」rio様が空気を読んでBGM弾いてくれてたのを止めに入るふでちょ。ぺ「あたしも、あたしも、やばいの。ちょっとー、もうやばい。もうちょっとでビーカーが溢れちゃう」ピアノのメロディーが涙腺に来るんだよねえ、わかります。



ふでの大切なフレーズ、「ぺいさんと歌いたいなと思った」のは『きっと隣に僕もいる』。ぺいさんから歌ってもらってるような気持ちになって、ぺいさんと同じグループにいられて良かったなあと思うところ。

ぺいさんは既にリハでそこ歌いながら「隣にふでいるなー」ってグッと来て泣いたらしい。かわいいねえ。


ぺ「やばい、やばいよ」栄「行きましょうか」ぺ「行っちゃう?(ちょっと待ってね……大丈夫です」

手うちわでぱたぱたと顔を扇ぐ。これはもう誰がどう見ても泣く予兆なんだけど、その前に前髪を撫でるように触るのぺいちゃん無自覚の癖なんだろうな。これも泣く前のあるあるなんだよ。


ぺ「大丈夫かなあ……行ける、行けるよね」ぺい太郎ちゃんのやわい部分。やわらかいけど、けして弱く脆くはない。大切。



栄「『病める時も健やかなる時も』」


ふでの歌い出し即ぺいさん泣くじゃん!!!!ステージから見えた今日イチの空色のサイリウムやペンライトの海は綺麗だったでしょう。直視するとガチ泣きするから、あんまりフロアを見ないようにしてる。


『この歌詞が大切だなあ』のふでの答えを聞く前にわたしならどこかなって考えてみたけど、初めてこの曲を聴いたときからずっと変わらなかった。わたしは最初から、『君の本当に好きなものいつかそっと教えて』です。


向かい合ってユニゾンでここを歌いながらふたりして泣いてるのを見て、ああふたりにとってもきっと大切なフレーズなんだなと思えて良かった。ぺいさんにとってのふでちょが、ふでちょにとってのぺいさんが『君』だった。このステージにたどりつくまでの距離を埋めるように。


ぺいちゃんは涙を拭ったあと胸とんとんして、声を揺らさず歌いきった。これ100回くらい書いてるけど、泣くからエモくていいわけではないし、泣かなかったから偉いわけではけしてない。けしてないんだけど、でもやっぱりぺいちゃんはかっこよかったし、ふでちょはいとおしかった。泣いても、泣くのを堪えても、どっちも大切でした。


ならせめてこの瞳に映る人たちだけは 堰を切ってしまいそうなふでちょに思わずぺいさんが寄り添った。勝手に体が動いてしまったように見えた。『君たちだけは』ふたりで頷き合うように。


ねえ生きてみませんか からラスサビユニゾン、物理の距離は2mくらいあったままでも、ふたり手を取っているような歌だった。

ラスサビはぺいさんからの励ましのお手紙みたいだ。少し(79)だけ長く生きている先達のぺいさんから『君』へ。




ミキくれ戻り。紅「素敵でしたー」ぺ「こうなっちゃうよー」ミ「……そんなの関係ねぇゲームやる?」ぺ「やろうか(すごいよミキティ、問題作だよこれ」栄「人生ソングすぎて」ミ「ほんまやね」ほんまやで


ぺ「おなカマの中でもこの曲を辛いときとかさ、自分の糧になるような、大切な曲にしてる人が多いと思うんだよね。なんか……そういった人の気持ちみたいなものも歌ってて色々見えてくるというかさ、その人になった気持ちにもなって、色んな感情になって、涙がポロッと出ちゃいましたね」



〜ここから自分語り〜

8月末に結婚記念日を祝っていただいたとき、「もう何年も前みたい。震えながら言ってたのから」ってぺいちゃん笑って、『震えながら言ってた』の心当たり3回くらいあるけどいつだ!ぜんぶもう何年も前だよ、わたしの『本当に好きなもの』を聞いてくれた日のこと。


やめすこ大切だったなあ。いろんな、本当にいろんな思い出がある。「あなたたちのウェディングソングだよ」と言ってくれたのは初披露の、3回のうちの1回のわたしが震えていた日。半年ぶりにミキぺいと顔を合わせた一番最初のオン特で、電話つながった瞬間この曲を歌ってくれたり、話してる途中で「あ、いま病め健だ」って不意にぺいちゃんがつぶやいた日、「病める時も健やかなる時も、一緒に人生を歩んでいきたい」って言ってくれた日もあった。プロポーズ?結婚すっか?


ぺいちゃんの話を聞いて、わたしもそんないろんなことを思い出した。それらをひとつなぎにしてくれる大切なやめすこになりました。

〜自分語りおわり〜



続いて、栄「(次の)この曲もすごく大切な曲なんですーー!😫」ミ「セトリもらった瞬間に『これ絶対ふでちょずっと泣いてる』って思った。……いいセトリ」ぺ「ほんといいセトリ」

終わったあとも改めて本当にいいセトリだなあと思った。ふでの生誕らしい10曲。




🌻🐱🎹☁️🍠


隕石に願いを。ミキぺい/ふでくれの掛け合いのイントロ。コーラスのぺいふでくれのベールみたいな優しい声。ぺいちゃん1Aから胸とんとんでふでより早く泣いちゃうの本当にいとおしいな。


サビの4声コーラスすごくすごく良かった。し、ぺいパートに添えるくれハモ!くれー!!!2サビの♪そっと教えてよ とラスサビ♪ここにあるから の地声の張りもすごかった。くれーーー!!!!!声が光だった。細い一条じゃなくて、ぺかーーっとまばゆく照らす日の光。


落ちサビぺいちゃんの♪君があの日くれた の『君』がすごくじわりと染みて、べつにことさら強いアクセントで歌ったわけではないんだけど、ぺいにゃむにゃむとおなカマの人生との関わり合いの歌だなあと思った。


ふではやっぱり泣いちゃうけど、その表情がどこかすっきりとした、雨上がりに重たい湿りけが一掃されたみたいな顔に見えた。

(くだらない)毎日を をふでくれで顔を見合わせて歌うのなんかもう、、、、宝、、、、




ミ「オイ!どうした!!ふふ」栄「ほしにねがいをを〜みきさんがあ〜」ふにゃふにゃ栄心くん。

栄「ぼくがここにいるときに書いてくれたのが本当に宝物です」


ぺ「練習のときから、今回の練習じゃなくて、隕石に願いをができたときからずーっと『すごい好きな曲なんです』って言い続けてたんだよね」ミキ生誕でミキさんがソロで歌ったときからずっと好きだった曲だそう。


栄「ミキさんが書くラブレターなんだなってすごく感じて」ミキさんも最初はおなカマに向けて書いた歌詞だけど、いつしか『もっと早く出会えていたらなんて考える日もある』がふでくれにぴったりな言葉になってた。


ミ「これから越えられると思うから」栄「これからの時間の方が長いですから。これからも期待しててください」




そしてHe is me,too。通路の最下手から見ていたから正直ぺいちゃんが下3にいると見えたり見えなかったりだった。ぺいちゃんを見ようとすれば3人はまじで1mmも見えなくなるからCの山ゾーンでふでくれがコーラス入れてるのもその姿はまったく捉えられてないんですが、ミキふでくれ3人の歌唱が暗い洞窟を抜けるまでの道のりのように思えた。ぺいちゃんの落ちサビが光の出口で。わたしの今日の一番” はここでした。正直一択で。丁寧に丁寧に、音と気持ちを零さないように歌う。すごく良かったです。




栄「この曲はぼくの中では最初ミキさんとぺいさんの曲ってイメージがすごく強かったんですけど、あとからぼくと紅が参加して4人の曲になって、そのときからずーっとぼくたちのこれからの未来の曲だなと思うような、明るい曲に感じて」ぺ「うん!」


この曲のレコーディングをしたりMVを撮ってたときはまだジジババふたりきりでふでくれとは出会っていなくて、ミ「この曲を歌ってるのがふたりで良かったな、って、思うよね」ミキさんも泣く!オイ!どうした!ふふ!


ミ「あなたたちで良かったって歌うたびに思います」栄「ミキさんとぺいさんと、ぼくと紅を結びつけてくれた曲だなって」ぺ「やっぱりジジババ期って自分たちの中でいろんな葛藤やもがきがあった中で、中には苦しい思い出とかもすごいあったから、ほんとにふたりが入ったことによって、4人で歌うことによって明るい曲に生まれ変わった」ミ「希望がぐっと詰まった曲になった」


『すごいあった』の内訳をいつか聞けるといいなあと思う。それこそほんとうのジジとババになった頃にでも。