AiSOTOPE LOUNGE 10th ANNIVERSARY 『GAY』/二丁魁 | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST


dAnce surviver1999

まるもうけ

言いたいことも言えないこんな世の中じゃん

青春は何度でもやり直せるなんて嘘だ

Good As Yesterday





たまんなかった。パフォーマンスの感想とか全然書けないんですけど、すごくすごくすごく良いライブでした。



ぺいちゃんの影アナにて「二丁魁のライブは撮影NGです!」のアナウンス。だからこそ、この時間を目に焼き付けて楽しみましょう!のニュアンスで。



ダンサバ始まり。最前ロープ無くて、うわ近!!?ってびっくりする。けど5年半前に初めてここに来たときはこれが普通だったんだよな。近すぎてメンバーの背中の綱に何回も頭をはたかれそうになったし、動くたびに風圧で目が乾く。現体制になってからだとエミュリボンが一番ステージとフロアの距離が近かったと思うんですけど、あの日はあんまり激しく踊ることはなくて、だからふでくれはこんな風に0距離でオタクの圧を感じるのは初めてだったんじゃないかなあと思います。ミキぺいはわたしたちと同じ気持ちだったらいい。


1-2、上22秒くらい舌べろってしたのギラギラで良かった。

2A結び直しても ぺ「ファイヤー!!」久々のファイヤー(超はっきり)来て笑っちゃった。ファイヤー!ってなんだよ。2Bぺいさんがくれちゃんの頬に人差し指当てて顎クイならぬ頬クイ。いいぞいいぞ!

ラスサビ入り、ミ「もっと!踊れ!」に合わせてぺいちゃん右手ぶん殴り。アウトロやっぱり回し蹴らなくなったね。



まるもフルネーム名乗りイントロ。1サビぺいちゃん上手お立ち台乗ったら近すぎてどこ見たらいいのかわかんなくて新規の人だった。まともに振りコピするとぶつかるからちまちまっと踊る。


 2Aシャキシャキ〜 3から駆けて、たんっ!て超軽く下手お立ち台に乗った。のを真横から見るのあーーーこんな視界何年ぶりだ!

2サビ♪使い古した〜 あたりでミキのならいだてごっこ来て隣の同担ちゃんがキャッキャしててかわいかった。


Cいらなくなるーうー のあとの間奏の垂直跳びが高くて綺麗。「(あいしてーいるー)」のとこ、今日はあいしてーいるーではなかったんだけど、意味のある単語なのか判別が付かないくらい微かにぺいちゃんの口が動いた。とてもいい顔をしていました。




ミ「私たち今40曲あるんですけど、」栄「44曲」ミ「44曲あるんですけど、その中で唯一自分たちがゲイであることを歌った曲、カミングアウトの歌があります。その曲を歌います」



ぺいちゃんの『久々の曲も歌う予定😉』の匂わせツイートで絶対ポイズンやるなってのは察してたし、泣くかもなあとも思ってたんですけど、イントロからすでに眉八の字にしてゔーーーってべそ顔になってんのだめだなあ、わかってたのにいとおしくていとおしくて頭おかしくなりそうだ。泣き出す2秒前の顔をずっとしてる。


全編ダンスなし。イントロはミキ、ふで、くれ、ぺいの並びで、歌ってるふでくれのこと見たいのに真正面のぺいちゃんから目が離せなくて困る。全部じゃないけど、ほとんどずっとオフマイクで歌詞を口ずさんでいた。前で歌ってるふでくれじゃなくて、その先のフロアを優しく見遣りながら、下唇をきゅっと食んだ。


2番ぺいパートで0に出てきて、ステージの際で歌う。わたしからは横顔しか見えなくて、目だって左目の、さらに目尻の方しか見えない。だから正直目頭側から涙が流れてても気づかないけど、ぺいちゃんは泣かずに歌いきった、と思います。正面からの表情が見えなくてもどかしさが無いとは言えないけれど、ぺいちゃんの左半身のなにもかもが見えたこの視界を一生忘れたくない。


2サビ終わってもぺいちゃんはずーっと、ミキさんが歌い出すまで0のせり出しにひとり立って前を見てた。だから伸ばした手がずっと下ろせなかった。

ミキさんと入れ違いに奥に下がったぺいちゃんもうこれは泣きカウントでいいですよね?ってくらい、おばあちゃんみたいなしわしわ〜な顔になって眉も口も急斜面になる。こんな悄然としてる姿すごく久しぶりに見た。悄然、って言葉が正しいかはわかんないな、でも喜びとか嬉しさ由来の泣きではなくて、背負ってるものの重さや痛みがあふれだしてきてしまったように見えた。


目が合った気もする。なにを考えてたのかなあ。ここにいるお客さんの人生のことかもしれないし、ぺい太郎ちゃんの人生のことかもしれないし、『わかるよ』なんて軽々しく言えないけど、ここ数週間のわたしたちの対話だって誰にもわからせてたまるか、って気持ちになった。


詳しく書くつもりはないですが、先々週のぺいふでくれとぺいサシオン特、2日間を使ってぺいちゃんはセクシャルマイノリティーとして生きていくこと、それから家族のお話をしてくれた。『めでたしめでたし』で片付くような綺麗事ではない、怖くて目を背けてしまいたくなるような生身の人生の、ひとりのゲイの男の人の話だった。


そんなのを思い出して、わたしいつもぺいちゃんが泣くと「いとおしーーー!!」ってにこやかになってしまうんですけど(ごめんね推しメン)、今日はまんまとおんなじ顔になっちゃったよ。当方隙あらば自分語りを入れていくブログです。



アウトロ最後の♪愛は気がつけばほらここにあるから がぺいちゃんで、今までもそういう歌割だったんだっけ?去年の5/1GAY❶〜❹のYouTubeの無料配信の時とは違った気がする。というかぺいちゃんしか見えなくてステージ全景の出来事がなにも把握できてないから最後も他メンも歌ってたのかもしれない……

でもぺいちゃんの声がすごくすごく残った。一番最後、『ここにあるから』って、アイソって場所ももちろんだけど、二丁目の魁カミングアウトの、この人たちに帰属する『ここ』でもあった。




ミ「青春は何度でもやり直せるなんて、嘘だ!!」タイトルコールじゃなくて、ここにいるお客さんと気持ちを分け合うみたいな高らかな宣言だった。大好きだ。晴れやかなイントロの音!にこにこ!


イントロの1A入り直前の👆、ぺいちゃん「(ぱっ!)」て思わず声出しちゃったの生声で聞こえてかわいかった。


C入り、上2で振り返るぺいちゃんの左手がわたしの顔に当たりそうだった。ぺいちゃんは後ろ向いてたからわかんなかったんだろうな。いつもの距離感じゃありえないし、昔だって演者の手がわたしの”  “ぶつかりそう” になったことはなくて、『アイソはステージとフロアの距離が近い』って身をもって知ってたはずなのに「こんなに!?!!」ってびっくりしてしまった。


アイソでわたしが初めて見たのがこの曲でした。今日までものすごくたくさんの変化があったけれど、あの頃の「このひとたちすごい!好きだ!」って初期衝動はずっと変わらないなあって♪青春はやり直すものじゃなく〜 の横1ユニゾンにケチャしながら思った。



ミ「私たちは今年11周年なんですけど、まだ全然なにもない頃からアイソにはお世話になってて、前のアーチの頃から。だから今の私たちがいるのはアイソのおかげです。これから20年、30年と私たちもアイソと一緒に成長していきたいです。


アイドルもやってるんですけど、たまに(お客さんとして)アイソに来ると電話番号も知らない人と会えたり、そういう出会いの場所だなって思います。


『今日何歌ったらいい?』って淳平(いつもバーカンにいるお兄さん)に、そこにいる淳平に相談したら、『アイソの10周年をお祝いする曲歌って!』って言われたんですけど、最後に私たちの10周年の曲を歌います」




G.A.Yイントロの4人の足音が本当に0距離の質感で聞こえる。ぱあっ!て右手を上に放つのが超綺麗だった。

1A歌い出し、ぺいちゃん胸トントンから入る。泣いちゃったねえ。でも歌詞はちゃんと全部伝わった。はー……いとおしい……(にこにこ)


G.A.Y何回も聴いてるのに、1サビのミキぺいユニゾンで「うわ!!!」ってなった。10年選手たちの重みだ。



生きてくんだ 


ここ!ぺいちゃん!めちゃくちゃ良かった!!!バンサバ大阪から「小手先」って言葉を使うようになったけれど、この歌こそ本当に小手先でも、あるいは凝った技巧でもない、ここで歌うことの意味そのものだ。

口の形とか発音とか、そういう10周年に向けての改革一旦置いといて、この歌が『今』のぺいちゃんのすべてだと思った。


アウトロのラインダンスふでちょの足上げがいつもよりは控えめで最前のお客さんを蹴らないように気にしてるのがわかった。ごめんよ……オタクはシュッと避けるからいつも通りやってくれていいんだよ……





25分ステージは大きな大きな拍手で終わりました。



ミ「ありがとうございました!!」

「「「ありがとうございました!!!」」」


泣くかと思った。え、これ聞くの何百回目とかなのに!?だってさ、ずーっと、それこそアイソの歴史の半分くらいの期間、このひとたちのご挨拶は「「すみませんでした!!」」だったのが、いつ今のに変わったかミキさん覚えてるでしょ、あれがどんなアイソのイベントだったのか、億が一にも忘れてんならわたしのライブレポ550本読み返して探してください。今夜「「ありがとうございました!!」」って、こんなに誇らしく声を張り上げてくれる姿もう本当に本当にかっこよくて、ずっとこれが見たかったんだよ〜って堪んなくなった。


これはわたしの欲目なだけかもしれないけれど、お辞儀の、頭を下げている時間がいつもより長かった。終わりです、お集まりいただきありがとうございました、って今日のお客さんに対するお礼の挨拶ってだけじゃなくて、AiSOTOPE LOUNGE10年への感謝を込めていたようにも見えました。欲目ポエマーなので……




◇◇◇◇◇


23:30頃からの25分尺って聞いてたから終電余裕😉👍って思ってたのに、メンバー掃けてスマホ見たら0:10で、全然普通に無理だった。でも本当に本当に本当に来てよかった。連番だった同担ちゃんと「「来てよかった!」」って深夜の新宿のど真ん中でハモった。なお翌日も仕事だったのでチャリで帰宅しました(肉体派自力系オタク)





家帰ってから自分のブログ遡ったら、アイソの最前ロープは20198月からだったようです。だてデータベース便利〜!3年かあ。

ぺいちゃんの唇の左下になんか黒い点あったのとか、耳の裏側、ピアスのキャッチとか(どれがくれちゃんが留めたやつですか😡)、めちゃくちゃキモイこと言うと歯の裏側まで見えた。ぺいちゃんがことさら意識して距離をはかるまでもなく、『ぶつからないだろ』ってオタクを信頼してるのもわかる。


全部覚えていたいなあ。今日ほど『思いのままに絵が描けたらいいのに!』って思ったことなかった。




わたしは『アイソはゥチらのホーム😉』みたいなオタクたちのエモ風潮が苦手で、ここを『居場所』と呼ぶことに引け目が消えない。たぶんオタクの中でもだいぶLGBTQ当事者のカテゴリに入るのにさ!


それでも、ずっと一番特別で、一番大切な場所です。初めて来たときから救われてきた。


どうか末永く続いてほしいなあと思います。

10周年おめでとうございました!




◇◇◇◇◇


ぺいキャスメモ


9/17 Appare!野音決起集会 感想戦

意識改革として、今日も歌を届けるっていうのと、ちゃんと言葉を聞こえやすくするっていうのを意識しましたね。で、やっぱり聞こえやすくするためには口の形だったり、あとはね呼吸法っていうかね、ブレスの感じかな。なんか私は歌を歌うのにすごい息を使っちゃうのね。一音出すのに。で、なんかそれを少ない、少ない息で出すっていうのかな、一瞬で息をたくさん吸えるっていう技術を身につけたいんだよね。でも結構その、当初?ほんとに初期の頃よりはたぶんブレスの量とかも変わってきてはいるので、結構その歌い癖でブレス入れてるけど、入れなくても歌えるなみたいなときがあるわけよ。ところが、部分が。そーゆーとこも改善していきたいなと思っています。ミキティーに参考になる動画送ってもらったり、日々研究したりはしてるんですけど。でも今日とかもおなカマが『歌がすごい良かった、聞きやすかった』って言ってくれて、あ、うれしーって、もっと頑張ろって思いました。

なんか勢い任せじゃない、今日は耳すまとリバもあったんだけど、ちょっと勢い任せじゃない、自己満じゃない、誤魔化さない歌い方っていうか、すごく届けようって気持ちでライブをしましたね。届いてるといいな。



9/16 アイソ感想戦

昨日は普段のライブとは違って、あーゆー最前柵?っていうのかな?ロープみたいのもなくすごい近い距離でライブもできて、いきなりイントロからもう気合とかもたぶん私イントロの喋るところとかもすごい色んな想いが込み上げて、、懐かしい人とかもいたし。すごいメラメラしてる感じ、メラメラっていうか、なんかかっこいいところを見せなきゃなって、見せたいなと思ってその勢いが出たと思うんですけど。

昨日はそのtwitterでもツイートしたんだけど、なんか、アイソさんが10年でしょ?んで、私もまあほぼ10年なんだけど、私の初ステージ、ぺいにゃむにゃむとしての初ステージもアイソトープさんだったし、現体制の初ステージもアイソトープさんでしょ。で、、、、それとかもそうだし、なんかいろーんな、もう、数え切れないほんと大切すぎる思い出がたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんあって、なんか、その、歴史みたいなのっていうのかな、思い出とかをすごいライブ中に振り返ってて、、、それでこーちょっとまずグッと来たっていうのもあるし、久しぶりに、『言いたいことも言えないこんな世の中じゃん』も歌って、で、なおかつこー、自分の中でそのいま歌の意識改革をしてて、まだまだ全然さあ、形とかにはなってないかもしれないけど、その意識を持ってこー届け、届けた、届けれたな、って、今までとはまた成長した『言いたいことも言えない世の中じゃん』を届けられたんじゃないかなって思って嬉しかったし、あとはそのミキティーがMCで少しあの『居場所』って感じではないけど、AiSOTOPE LOUNGEさんって場所が色んな人のね、思い出とかだったりって話をしてて、ここの場所じゃないと会えない人とかもいるし、みたいな、連絡先とかも知らないけど、ここだったら会える人がいるとか、おなカマもきっとそうだよね、連絡先とかは知らないけど顔見知りとか、この人おなカマだなと思ったり、そーゆーなんか、場所だったりって話をしてて、なんか、居場所ってすごいなーって思った。新宿、アイソトープもそうだし、新宿二丁目って街もそう。なんかきっと、なんだろ、やっぱり新宿二丁目っていう場所は色んなねセクシュアリティの部分もあると思うけど、その、他にさ、こー言えないとかさ、カミングアウトとかでもないんだけど、まカミングアウトもその一環だけど、なんかそこの、あの場所じゃないとさらけ出せないものをさ、がある人も居るわけじゃない。幸い私とかはさもうカミングアウトとかもしてたし。だけどきっとあの場所だからこそ、なんか、、、なんだろうな、悩みを、共有するっていう訳でもないけど、自分をさらけ出すっていうか、あの場所だから自分を出せるって人もきっと居るわけで、すごいそーゆー人にとってはあそこのアイソトープだったり新宿二丁目って大切な場所だし、なんかそーゆー居場所ってすごいなって、きっとなんかすごいたくさんの人が、この場所で、あの場所で、この場所であの場所でなんか救われてる人もたくさん居るんだろうなって思ったし、だから、だからこそそんな居場所みたいな存在だったり場所に二丁魁がなったら嬉しいなって思う。なんかきっとそのさ、中にはさ学校だったり職場だったり家族だったりもしかしたら言えないこととかもさ、二丁魁だったらこー、二丁魁の現場だったら二丁魁とだったら少し気持ちがね、軽くなるとか、さらけ出せるとか、なんかそういった場所になったらいーなーって思ったりしてたら涙がぽろっと出たんですよ。思い出を振り返ったりとかさ、そーいった居場所ってすごいなーって。そしたらこー、G.A.Yとかでこー涙がね、ぽろっと出ちゃったんですけど。


ていう涙です。なんか悲しい涙とかでなく。あとはこー思ったのは、なんかあーゆーアイドルの対バンとかじゃないからさ、アイドルっていうものに、初めてアイドル文化に触れるって人もあの中にはいる訳で、そうゆった人たちにもこお二丁魁を応援してるおなカマが二丁魁を好きなことだったり、応援してることを誇りに思ってほしいなって、『私たちこのグループ好きなんです!』ってこー自信を持って言えるステージを見せたい!って、二丁目、AiSOTOPE LOUNGEにいる人たちにね。っていう気持ちもすごくすごくありました。だからなんかギラギラというよりは、もう自信を持って、おなカマが好きって、好きで良かったって思わせるグループのパフォーマンスをしようって、そーゆー強い気持ちがあったんです。


すごい昨日のライブ、たくさんの人が褒めてくれて、良かったです。そういったライブをたくさんね、これからも一つ一つ積み上げていきたいなと思う。……もちろん悔しいライブもたくさんあるけど。そういった、成功体験じゃないけど、自分の中での手応えみたいなあるものをすごく大切にして、ね、ほんとは全部がね手応えがあるライブにするべきなんだと思うけど、やっぱり、まだまだ、まだまだ、頑張らないといけないんですよね。