VS GAY⑫/シンセカイセン VS 二丁魁 | quarters

quarters

いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST

マイノリティーサイレン
ホモサピエンス
BUG IS LIFE
三原色カタルシス
リバ
耳をすませば



今日のぺいちゃんはいつもと違かった。とわたしは思った。こわかった。特に前半3曲。硬かった。硬質な、鋼みたいな人だった。どうしたの、なに、こわい、って動けなくてしまった。

特典会、顔を合わせた一言目が「今日はかっこよくしたの!」って目をらんらんさせて子どもか?って感じの報告だったんだけど、それでもよくわからなくて「なにかあった?」って、いやそんなこと訊いたところであったとしてもオタクに言うはずもないんだけど無意識に口をついてしまって、そしたら「と思うでしょっ!?それくらい入り込んだの!!」って得意げな顔して食い気味に言うのやっぱり子ども!アーーしてやられた~~という日でした。


今日は上手お立ち台前最前でした。マイサイ入りのきまやべぇやべぇ蹴り殺されるかと思った。
ぺいちゃん怒ってるのかな、と思った。それくらいの表情だった。

ホモサピもぺいちゃんは鋼で、アウトロは少し震えてるようにさえ見えた。いつもはもっとやわらかく、血のあたたかさを感じる歌い方をするのに。


一番やばかったのがバグズ落ちサビ。最前で地蔵したくないのに。何回も何十回も見てる。それこそ0ズレ最前でだって。それなのに初めて見る顔をしていた、気がする。わかんない、髪の束の間、数mmから覗く目しか見えないから。村でも焼かれたんかくらいの目をしていた。


三原色、♪この風景だけは のミキはくのアイコンがものすごくて、つなぐ線が見えるようだった。
ぺいジャン、掲げた右手が照明にぶつかったように見えた。真偽はわからないけど、なんで自分の手に対して容赦ないんだよ。


リバ2サビ♪人なんて の前、ゆらりと進みいでるきまが優勝かなあ。きま最下手だから、最上手のわたしから距離一番あるのに。右手で前髪を掻き上げて、背を反って喉を晒した。凄まじかった。ここはマジで毎回やばい。

それから耳すまイントロで下手お立ち台に飛び乗ったきまも。笑ってたんだよねえ。しかも無邪気に!意味わかんなくなった。それからわたしがちょっと目を離してぺいちゃん見てる間に人殺してるみたいな顔してるし。血しぶきみたいに汗が降ってくる。物騒な喩えだな。

耳すまはぺいちゃんも1サビお立ち台乗って顔勢いよく振るから我々ちゅーすんの?と思った。バグズ落ちサビと同じで、顔に汗で髪の毛張り付いて表情もうわかんない。けど、やっぱり隙間から見えた。わたしが少し踵を上げるだけで額が付いてしまいそうな距離で。ぺいちゃんの影で視界が暗くなる。獰猛な目、食い殺されそうで後ずさりしかけて、ああでも違う、この人はわたしのこと知ってくれてるからわたしたち絶対ぶつからないって確証もあった。

ぺいちゃんは知らないだろうけどねえ、あそびのあやのちゃんの特典会、あやのちゃんはずーっとわたしとぺいちゃんの話をしていてくれたんだよ。「信頼関係」って言ってくれた。わたしの『信頼』は半歩後ろに下がることじゃなくて、ぜったいに目を逸らさないでぺいちゃんを見てることだった。こわくても。


耳すま2サビで上手来る時にはぺいちゃんの頭のトゲが取れてた。ぐらぐらしてたから自分で取って袖に投げてたようです。頭に装飾がない衣装は他にもあるのに、いつもあるトゲがないだけですごく心臓がザワザワした。欠損で、不完全な姿じゃないですか。やっぱりこわかった。でもこわくても美しかった。最後に一番強く残ったのは。

ぺ「おなカマもせかんちゅもぜーいんまとめてかかってこいよ!!」

VS GAYはにちょと他アイドルさんとの対バンってだけじゃなくて、にちょとお客さんとの戦いなんだって今さら思った。丁々発止(ミキちゃんへ、ちょうちょうはっしと読みます)



告知とシンセカさんとのエピソードトーク。ミ「♪かがやけー ってあたしたちもたまに発声練習してるんだよね」ぺ「それが出るかどうかで(コンディションが)わかる」ミ「ちょっと白ちゃんやって。本気の!1回だけ!」白「~~~……かがやけー♪」ミ「かっこいい」

あんまりやりたくなさそうだけどミキさんのお願いだしここで拒否するのもシンセカさんに申し訳ない……って顔つきではくちゃん歌ってくれたんですけどマジですげえ。歌うっま!!!ミキさんに直球に褒められて満更でもなさそうなはくちゃんかわいい。

ミ「あとシンセカさんは楽屋の使い方が綺麗!」ぺ「一番かも!エピソードがあるんだよね」ミ「前にイベントに出た時、」

出演組数多いイベントだと楽屋も限られてるから椅子が足りなくなったりするんだけど、シンセカさんはレジャーシートを広げて端の方でメイクしてたり、「あたしたち終わったんでどうぞどうぞ」って場所を譲ってくれたそうです。
ぺ「自主企画に呼んでもらった時もずっと立っててくれて」ミ「年寄りと思われたのかと思った」白「そうじゃないと思いますよ(笑)」
めっちゃいい子たち……好きオタクが推してるからきっといい子たちなんだろうなって分かってたけど!

ミ「あとゲイ好みするサウンド!絶対好きだよ!」ぺ「そうっ!」ミ「あたしたち(曲聴いて)小刻みに揺れながらメイクしてたもん。シンセカイってそーゆーこと?」ぺ「二丁目ドサ回りしたらいいんじゃない?2組(にちょシンセカ)で行きたい」白「ここにいる皆さんは(ドサ回りも)ついてきてくださいますから」ぺ「あっ、ありがとうございます」
この言い方が声低くてよそよそしくて、いつもと違うな、とわたしが思った理由のひとつでもあったんですけど。


ステラボール告知。ミ「(シンセカさん)まだスケジュール空いてるって」ぺ「結婚式って言って(来て)」白「みんなで(笑)」

そんな感じで終演。
シンセカさんかっこよかった!ちゅーした!れたすちゃんのお尻ばっかり見ていてごめんなさい!!!