shimekomi/ビアンコネロ | quarters

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いろんなライブの記録。二丁目の魁カミングアウト・きのホ。・ONIGAWARA・ RAG FAIR・ズボンドズボンなど。

SET LIST

なんちゃったってアイドル
さよならボーダー
恥・恥・恥
はたらいてはたらいて
I♡愛

最終電車
窓の向こう

(ナレーション①)
僕の弟はアホで泣き虫
みんなの子供
(ナレーション②)
嘘(タイトル不明)
馬の骨

泣いちゃったってアイドル
淑女の午後(新曲)
自問無糖
辞書で辞書?
いい日だった
ほたる

[encore]
TASTY


心中察していただけると幸いなんですけど、まー告知はしねーし、何してるのか分からんし、どうしたいのかも分からんし、すごいもやもやを抱えて福岡来ました。ライブ前も楽しみより怖かった。あんなに好きだったけど、もうそんな風に思えなくなったら悲しいなって思って。

でも、ライブがすごい良かったんですね。otanoshimiも含めて、こんなに笑ったのいつぶり?ってくらい笑って、ちょいちょい泣いて、情緒不安定で乱高下で、まだちゃんと好きを更新できた。めちゃめちゃ楽しかったです。

そんな訳でいつもの通り情報量多すぎて記憶ないのでさっくりと。


ホークスのテーマソングで登場。shimekomiといったらこのオープニング。ゆっきーも合わせて揃いのshimekomi Tシャツ。
まさかの1曲目からアイドル(前座)。そして最初っから客に歌わせるせんせ。ひぐちカッターでお客さん屈ませて、最後の最後まで立たせないスタイル。ガワラの現場でしゃがみ芸は慣れてるけど、アイドルでこの視界はすごく新鮮で楽しかったです。


古「初めましてビアンコネロです。さっきのが前座で」け「オープニングアクトね」無かったことにされるアイドル。
なんかぴょんとゆっきーが内緒話してて、ゆっきーが上袖に消える。古「何話しとるん」稲「……この後どこか食べに行こうかって」稲田さんが小ボケをかましているっょぃ
ゆっきーはたぶん飲み物取りに行ってたんだと思います。ベリベリってペットボトルのラベルはがす音聞こえた。古「うるせー!!」っておうちテンション。

古「僕はボーダーが好きなんですけど、ボーダーをディスってる歌です。着とる人はそのまま着ててください。美しい(明るい?)別れの曲です」せんせの右足後ろに跳ねて始まったから、ああもう今日は大丈夫だ、好きだ、って思った。

そっから恥恥恥でテンアゲやばいじゃん?その後はたらいてはたらいてで「マジかよ……」って頭抱えるじゃん?はたらいてはまた歌詞変わったかな?ラスサビ、“喜びを分かち合って、悲しみを分け合って、そんな〜〜じゃねーか” みたいな、まあ大して聞き取れてないんですけど、珍しい言葉尻だと思ったし、強いなと思った。せんせの伝えたいことが?うーん、歌詞をくれ……上に上昇してなんなんだ……


更にあいあいが続く。今回セトリどうしたんだ何事なんだ。死か。
せんせ今回歌詞割としっかりしてて、鎧まとって複写した文字も1回しか配ってなかった。


け「毎年この時期にやってるんですけど、今までで一番長く続いたタイトルです。今年5回目?」客「6回目〜」け「Wikipediaがいます」
わたしは5回目。思えば2013年に初めて福岡来てから、もう7月初めは毎年恒例。

先日けんちゃんが呟いてた、『古賀くんが芳香剤をくれたけど犬猫用だった』話。け「下に犬埋まってんじゃないかなって臭いする」らしいけど(笑)、さすがに憤ったけんちゃんはせんせから芳香剤貰った翌日に自分で人用のを買ったけど、犬猫用には全く太刀打ちできなかったらしい。け「ボタニカルは無理ね!」古「自然由来は弱い(笑)」

そのTwitterにしても、け「『けんちゃんに言うことじゃないですが、古賀さんファンです』って!」告ってないのに振られた感。け「お前のことが好きな前提!?俺も求めてねぇし!」古「お前は求めろよ」けんちゃんに言うこと(略

でもびあんこ内ではバレバレなんだって。それもムカつくけど。



終電。やっぱり今日の稲田さん最高にかっこよかった……過去イチでかっこよかった……。今までと比べ物にならないくらい余裕があって、きっとなんかあったんだろうなぁって思いました。前、路上始めた頃もやっぱりガラッと雰囲気変わったし。
終電はやっぱり永遠に未完成で、今回のアウトロはお化けでも出そうな、幽霊列車みたいなアレンジだった。不穏な、でも人為的なものじゃなくて、もっと自然な感じで。


そこから窓イントロにつながる。けんちゃんが中学時代の元カノの話してたけど忘れた〜メンゴ〜
古「うら若き男女の、危なっかしい恋愛の曲です」今日は “危なっかしい” って。いいな。

夕日が差し込んでるみたいなオレンジ色の照明。これだからCBだいすき。



ナレーション。古「こいつ(け)一種の天才やけん」け「『天才』だけ聞こえた」古「マイク外して言ったんやけどね」
でも天才って言われて嬉しそうなけんちゃんはらんらんとした瞳で犬のようにせんせの傍に侍る。古「懐く〜(笑)」どっかでけんちゃんがせんせのこと「トップブリーダーですから」って言ってた。犬と飼い主。かわいい。調教。


itonamiから始まった生ナレーション。今回は引きこもりのお兄ちゃんと弟の話。お兄ちゃん役のけんちゃんは後半少し喋るだけで殆ど無言なんですが、やっぱりすごく上手だった。もう「すげぇなぁ〜」って感心するしかないんだけど、これはアイドルとは別のビアンコの飛び道具になったねぇ。生ナレーションで、ビアンコの幅はすごく広かったと思います。
ただ物語の構成として、最後「お兄ちゃんが居間に出てきて喋るようになった」ってまとめちゃうのは早急すぎてちょっと付いていきにくいなーと思いました。難しいね。


弟。せんせのアカペラで始まってびっくりした。せんせ今までこーゆーの絶対やりたがらないと思ってた。その流れでテンポがちょっとのったりした気もする。


「会社とかで嫌な人が居ても、その人も誰かの子どもで、愛されて育ってきたんだって思えば少し許せる」みたいなせんせの話。古「メッセージ性を込めたことを言いましたっ」真面目に言うの少し照れくさそうな顔で。

ラスサビで上がるところ、♪全てのことーを〜 のとこすごく好きだった。


嘘つきナオちゃんの生ナレ。これもな〜曲への導入もうちょっとうーん〜。ナオちゃん泣いたまま、スッとけんちゃんがけんちゃんに戻るからちょっと戸惑う。
生ナレと録音との掛け合いで、せんせが下手でiPadで音流す役なんですけど、なんか操作する指めっちゃ見ちゃう。操作へたくそだったけど。


嘘つきの曲。これもitonami以来、2回目の披露でしたが、雰囲気ちょっと変わった気がする。ぴょんの語りなんですけど、前よりさだまさし感が薄まってた。歌詞やっぱりせんせな気がするんだよなぁ〜 『その嘘はあなたの愛』って、そういうこと言うの。嘘に嘘を重ねて。


稲「これも家族の歌です」って言って馬骨。途中ぴょんの言葉が詰まってしまうところがあって、でもそれも含めて良かった。馬骨もう3桁回くらい聴いてる気がするけど、まだ泣けるんだよ。すごくない?


またもアイドルSE。テンション落差wwwwww
古「伝統芸能みたいなもんやけん」け「トントントン……」おもむろに始まるアイドル歌舞伎。
アイドル1万回くらいやってるけど、け「一回も響いたことないけどね。みんなCDの♪テンテンテンテン〜(アイドルイントロ)でピッ(次の曲)てやるでしょ?」(^^)(^^)(^^)

言い回し覚えてないけど、アイドルは続けていくことに意味があるから、飽きたらまた要素を追加して工夫して続けていく的なことをせんせ言ってました。あと今回はちゃんと岡崎体育に言及してた。こっちのアイドルはやる度にちゃんとその説明しないといけないし、いまだに効用がよく分からないし、どうなんすかね!!

突然始まる夜もヒッパレ。せんせによる三宅裕司のモノマネ。古「初めてのモノマネが三宅裕司」
お客さんはヒッパレ世代が多かったけど、せんせは全然ピンと来てないようで、古「その頃夜遊びしとったわ」ってしれっと言ったの滾った。わたしもバリバリ見てたよ〜らぐへあ出てたね……

こっちのアイドルは踊るゆきぴょんしか見てない。ごめんねけんちゃん。もうほんと完全にゆきぴょんしか見てないんだ。バンパーの稲田かわいすぎん???


次は新曲!古「久しぶりに自分の得意分野で作ってきました」って、っあぁぁぁぁ〜!!!せんせこういう風に言うのも珍しい。古「日本語の歌詞は付いてますが、耳を澄まさなくていいです」

け「おでこで水飲んじゃう」デコにペットボトル(開封)当てるけんちゃん。普通に顔に垂れてて笑った。せんせもすごいツボに入ってた。
け「行ける?」古「俺は歌おうとしとったよ!」

『淑女の午後』。ゆっきータンバリンで、ぴょんがベースみたいな低いラインでコーラス。あ〜〜〜……もうね、古賀の手癖がこれでもかってくらい出てた。こんなの好きに決まってる。メロも、歌詞の音としてのハマり方も、けんちゃんもぴょんもゆっきーもすごくドンピシャで来て、こーゆーの待ってたんだよ!!って顔が緩むのが止められない。たぶんすごい気持ち悪い顔で見てたと思う。
歌詞は前振り通り全く分かんなかった。常軌?上位?ジョーギ?乗位?


自問。勝手に背中押されてる気分になる。聴けてめちゃめちゃ嬉しかった。歌詞はもちろん分からない。

辞書。なんか色々を経て、古「もう神様やれ!」け「お前は誰だ!」神様に向かってぞんざいな扱いをする魔王たかしくん。パンパラパン神の降臨。古「もー早く歌えや!!」って怒られつつ。お客さんに手を合わさせて崇めさせる神。古「今入ってきた人何かと思うよね」け「宗教です」パン教。

そんなふざけ倒しもありつつも、これも珍しくせんせが丁寧に曲振りしてくれた。世界の広げ方について。
稲「たかしカモン!!」噴いた。


古「一周回ってバカをやろうと思っとーけん」

客のことを、古「感性が緩い方たち、感性がヤ〇マ〇なお客さん」って言ってて最低かな??って思ったけど、でもせんせらしい言葉だなとも思った。最低だけど、嫌ではない。

古「最近若い子の歌ばっか作っとるんやけど、憧れとるんかな」って苦笑いみたいな声音で言って、いい日。


古「初夏の、この時期に合うような曲で終わろうと思います」
ステージ暗転してミラーボールがステージ照らす。ほたるみたいに。とても綺麗だったし、ぴょんの声はやっぱりほたるの棲む清らかな水辺のようで、こんだけ情緒ぐっちゃぐっちゃに掻き回して最後こんな風に終わるのずるい。

2年前にここで聞いた、4人でほたるを見に行った話。わたしは直接見たわけじゃないのにその光景が浮かんで、ビアンコネロ大好きだなって何回目かも分かんないけど初めてみたいに思った。ライブ前あんなにモヤモヤして怖かったのに、この思い出があれば暫く大丈夫だって思えるほど、すごく好きでした。


時間がばり押してたのですぐアンコール。今年もTASTYで終わります。古「思いっきり恥ずかしくやろうと、一年に一回ここで歌うことにしてます。お聞き苦しいかもしれませんがご容赦ください」すごく恥ずかしい曲だから、やるならとことん恥ずかしくやろうって。今日のせんせはいっぱい曲のこと話してくれるねぇ。
3人で、ステージ際に出てきて、生声で。

ぴょんとせんせが打ち合わせてて、け「初めて合わせんのか!」古「昨日やった(笑)」

最後までわたしの好きで好きで堪らない古賀せんせの声。福岡もう何回も来てだいぶ近い街になったけど、この歌があるからたぶん一生特別な街です。


この歌終わりで、「売れることを諦めてはいません!」って言ったのはなかなか感慨深いものがあった。「は???」ってきょとんとしてしまったけれども。
でも、やっと、やっと!この後のotanoshimiで話してくれました。だから、いまはわたしも諦めないでいたいと思ってる。


最後のご挨拶はリーダーけんちゃん。け「来年も7回目ができるよう準備していきたいと思います。福岡の街並みを楽しんでいってください!」けんちゃんしっかりしたなぁ……なんかしみじみしてしまうねぇ……

今回のワンマンは、色んなこといっぱい言葉を尽くして説明してくれたからなのかもしれないけど、いつもより『伝えよう』って熱量が多いワンマンだった気がします。直で届く情報量が多かった。同じライブなんてないけど、今回はひときわ特別に思えました。

け「胸を張って帰りましょう!貧乳も巨乳も!」イェーイ巨乳担当任せとけ〜(^o^)v


ということで濃いい本編終了。

ゆっきーのお腹がびっくりするほどポッコリしてて驚いた。古「6ヵ月です」さもありなん。

あと堤さんがうつみさんで、け「うつみ宮土理の甥っ子です。ケロンパって呼んでください」って話3回くらいしてたのとか。

そして一息ついてotanoshimiへ。