ここ1ヶ月ほど仕事がものすごく忙しくて、夏休みということもあり子供達は放置状態。。。私が仕事をしている間、テレビ、iPad、携帯など子供達のスクリーンタイムは無制限で見放題。そして毎日自己嫌悪。。。

 

 

唯一の救いは、7歳の娘がWikipediaやGoogle検索が大好きで、色々なことを調べては嬉しそうに教えてくれること。

 

 

そんな彼女、昨日も私のオンラインミーティング中に何かを教えに来てくれたが、「後にして!」というジェスチャーで部屋から追い出してしまった。

 

 

するとこんなテキストメッセージが。

 

「Sam Cookeの母、アニー・メイ・クックは1907年2月14日に生まれ、1967年11月11日イリノイ州シカゴで亡くなった。60歳だった。」そのあとに続くDillon Cookさんは、もはや誰なのか私もさっぱり分からない。

 

 

なぜか娘は歴史上の人物や有名な人がいつ生まれて、いつ亡くなったかということにすごく興味を持っていて、例えばフレデリック・ダグラスや、ジョージ・ワシントンや、その妻のマーサ・ワシントンがいつどのように亡くなったのかをよく教えに来てくれる。

 

 

昨日もこのランダムな情報が仕事中に突然隣の部屋から届いて、私はなんと返信をすれば良いのかも分からずただ苦笑い。すると娘はミーティング終了と共に部屋に入ってきて、「メッセージ見た?」と。「うん、見たけどなにこれ?」と返すと、「Dillon Cookは2013年5月26日、私が生まれる3日前に亡くなったんだよ。私の誕生日の直前だね。」と、なぜか誇らしげ。そもそも、このDillonさんは一体何者なのか。。。

 

 

気になったので、「どうしてあなたはそんなに、誰がいつ亡くなったかにこだわるの?もっと楽しいことを考えれば良いのに。」と言うと、娘から予想外の回答。

 

 

"Mommy, I'm praying for them. I'm praying for their spirits. They all lived their lives on earth. Some people die old and some people die young. Some of them had dreams that didn't come true, so I pray for them."

 

 

「マミー、私はこの人達にお祈りしているの。魂を祈っているの。みんなこの地球で人生を送ったんだよ。歳をとって死んだ人もいるし、若くして死んだ人もいる。夢が叶わないまま死んでしまった人もいるでしょ。だから祈っているの。」

 

 

予想外の回答に、私は思わず涙。

 

 

私は無宗教。娘も無宗教。でも彼女なりに、お祈りという概念を理解しているのだろう。

 

 

そういえば娘は、前にブログで書いたSam Cookeの"A Change is Gonna Come"という曲が好きでよく歌っている。その中でも繰り返し歌うのが、"It's been too hard living, but I'm afraid to die"(生きているのは苦痛だけど、死ぬことが怖い)というフレーズ。

 

 

ゲームばかりして、テレビばかり見てと心配していた娘は、この狭い家に半年近くこもっていても、親の私が思う以上に色々なことを考え、吸収しているのだと実感した瞬間。