この漫画は、当時の友だちから何の前触れ情報もなく、「面白いから!」で手渡された。分厚い本だったと記憶している。
そして単行本と一緒にテープも貸してもらった。
「今ね、NHKラジオでこの漫画のドラマが放送されてるの。第一回から録ったのを貸すから、聞きながら読んでみて」
と言うわけで、彼女の言葉を実践したため、この漫画を効果音付きで情感たっぷりに楽しむことができた。
ラジオドラマで覚えてること。
「脚本を担当した人が、ヒロインのフィリシアを演じてた」
一番出番の多い役を---ちょっとずるくない?
天才科学者一家の末娘のフィリシアは兄に会う為、一等軍曹でありながら傭兵であることにこだわり続けるムトーは幻の都と言われるOZをその目で見る為、フィリシアの兄リオンが使者として、送ってよこしたアンドロイド10-19(以下、19)を従えて、OZへと向かう旅を始める。
というのが話の骨子だが、実はこの19、天才兄弟の母の面影を受け継ぎながらも男性のボディに創られたことから不具合を生じ、時に凶暴になる・・・というか、母親は実際このような性質があったらしい。その後に、後続のアンドロイドが次々と派遣されてくるが、女性体に創られていることに19は激しく嫉妬し、倒しちゃったり壊しちゃったりで、大変。(フィリシアには絶対服従だが、)ムトーには八つ当たりをし、何度か首を締めたりもする・・・。しまいには町を襲っちゃったりするし。大変な暴れん坊なのだ。
私が(それでも)好きなのはこの19と、後からムトーを慕って旅に合流するネイト少尉。この少尉は、19の後続モデルである10-24(以下、24)とデキちゃったりする。
19も24も「早く人間になりた~~~い」と、妖怪人間ベムのようなことを願うが、いや、それムリだから。少尉も、24に変な期待を抱かせないよーに。(・・・って死んじまったけどよう。くすん)
※漫画中のセリフは本編では、殺戮を楽しんだというような内容。「喰っちまった」バージョンは、当時の私が何かのシャレで書き換えたものだけど、元ネタがさっぱり思い出せない~。
