「世界初の宇宙飛行士 ユーリイ・ガガーリンの裏話」 巻き毛ちゃん | 偉人マニア の偉人ペディア

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世界初の有人宇宙飛行士の英雄として語られるガガーリンは非常に有名ですが・・・

実は、世界で初めて宇宙に行ったのは、人類ではなく一匹の犬だった。。と、言うことはあまり知られていません。

ガガーリンが世界初の有人宇宙飛行を成功させたのは1961年の事ですが、この話をする為に時は1957年に遡ります。


1957年ソ連は世界初の人工衛星「スプートニク号」の打ち上げに成功しました。

ソ連語(当時のロシア)で旅人と、名づけなれた人工衛星は宇宙から世界へ電波発信が可能となった技術革新に世界中の人々が祝福をしました。

しかし、その世界中が宇宙への幕開けを祝福する中でアメリカのホワイトハウスや極秘諜報機関CIAはこのニュースにひどく震撼をしていました。

しかも、たった一人の男に・・・

その名は・・・「セルゲイ・コリョロフ」

まず彼は優秀な学者として有名になりつつも、若い頃にスターリンの圧政に反発してシベリアに収容されます。

そしてフルシチョフ政権の時に旧ナチスのロケット技術を中心とし、ロケット開発が本格化しその時冷戦時代だった米ソはいち早く性能の高いロケットを開発することに躍起になりだします。

いち早く成果を出したのは、やはりアメリカでフォン・ブラウンというチームで次々に新型ロケットを開発している事を受け、焦ったフルシチョフはコリョロフの現場復帰を認めます。(出所時彼はあまりに過酷な収容生活でほぼ廃人に近い様相だったらしい)


現場復帰したコリョロフは、その天才的な頭脳からどんどん知識を吸収すると自ら新たなロケット開発に乗り出した。

それが1950年代から現2014年の現在まで世界最高のロケットとして君臨している「R-7」です。


そして話を人口衛星に戻すと、人類に祝福された「スプートニク号」は新たな技術革新の裏に冷戦時代だったソ連側からの人口衛星を正確に打ち上げれると言う事は・・・

「アメリカを正確に打ち落とすこと等容易である。。」というメッセージでもありました。

故にアメリカ全土はたった一人の天才の技術革新に震撼した訳です。

やがてコリョロフは、ロケット開発を進める中で「月面基地を作りたい」という夢を描き出します。

その思想が、現在の宇宙開発に多大な影響をもたらしているのは当然ですが・・・

月面基地構想の中で、コリョロフのチームは「有人衛星ボストーク号」を開発を進めます。

その中で、コリョロフは一匹のライカ犬を町で拾い研究所に持ち帰りました。

そして世界初の有人宇宙飛行士:英雄ガガーリンを乗せる前にボストーク実験機に乗ることになったのが拾われたライカ犬でした。

拾われたライカ犬は、地球上の生物として初めて宇宙空間に打ち上げられ無重力空間を漂い大気圏再突入の際に圧死しました。

そう。実は・・・一匹のライカ犬の犠牲の上にガガーリンの華々しい成功はあったんです。

ですので、僕はガガーリン同様に、この一匹のライカ犬を称えたいと思います。



ロシア語で、「巻き毛ちゃん」と名付けられた一匹のライカ犬の栄誉を・・・。