“派閥の解消”ということがよく問題にされる。
しかし考えてみると、
私は派閥というものはおよそ人間の集まるところ、
どこにでもついてまわるものだと思う。
派閥をつくるのはいわば人間の本能であって、
いいとか悪いとかいう以前の問題ではないだろうか。
それならば、
むしろ派閥を肯定した上で、
これを活用していくことを考えてはどうか。
つまり、各人がバラバラでいるよりもいくつかのグループになっていた方が、
全体としてまとめやすく、より能率的に事が運べるわけである。
派閥は解消できない。
むしろあっていい。大切なのは、
派閥を真に生かす、
心の高まりだと思うのである!
松下幸之助「1日1話」
