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たとえば経営者と労働組合、





与党と野党の関係など、





社会では対立して相争うという姿が各所に見られる。





その結果、





精神的にいがみ合いがあるばかりでなく、





物事の円滑な進行が妨げられ、





そこから大きなロスが生まれている。






そういう傾向になりがちなのは、





やはりそれぞれが自分の立場中心にものを見るからではないだろうか。





自分の立場中心に考えれば、





どうしても自分というものにとらわれてものの見方がせまくなり、





全体が見えにくくなってしまう。





だからときに相手の立場にわが身を置く気持で、





お互いの立場を交換して考えてみてはどうか。





そうすることによって相互の理解も深まり、





合意点も見出せるのではないだろうか。



<松下幸之助一日一話より>