ichiwa2.jpg
明治維新の立役者は勝海舟と西郷隆盛である。





当時官軍にも幕府側にも戦いを主張する人は少なからずあり、





複雑な情勢であった。





しかし、





勝海舟も西郷隆盛も戦うことを決して軽視はしなかったけれども、





それ以上に、





日本の将来ということを深く考えたわけである。





そういう両者の一致した思いが、





江戸城無血開城を可能にしたのだと思う。





結局、





指導者が目先のこと、





枝葉末節にとらわれず、





大所高所からものを見、





大局的に判断することがいかに大切かということである。





何が一番大事であり、





何が真に正しいか、





たえず小異を捨て大同につく、





それが指導者としてきわめて大切な心がまえだと思う。



<松下幸之助一日一話より>