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今日の社会においては、





われわれはどんなに力んでみたところで、





ただ一人では生きてゆけない。





やはり親兄弟はじめ多くの人びと、





また人ばかりでなく、





周囲に存する物や環境、





さらには自分たちの祖先や神仏、





自然の恵みのもとに暮らしている。





そういうものに対して、





素直に感謝する心を持つということは、





人としていわば当然のことであり、





決して忘れてはならない態度だと思う。





もしそういう感謝の心を持たないということになるならば、





お互いの生活はきわめて味気ない殺伐としたものになるであろう。





常に感謝の心を持って接してこそ、





他人の立場も尊重して行動するということも可能になってくる。



<松下幸之助一日一話より>