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商売というものは、

形の上だけで見れば、

品物を売って代金をいただくということですが、

それでは自動販売機と変わりません。

そこにやはり買っていただいてありがたい、

という感謝の気持、

お客さまが大事、

といった気持を持つことが、

商売本来のあり方だと思います。

よく昔の商人は

「お客さまの家の方には足を向けて寝ない」

というほどの感謝の気持で客に接したと言います。

そうすると、

そういうものがおのずと客にも伝わり、

同じ品物でもあの店で買おうということになって、

両者の心が通い、

社会全体が潤いのあるものになってきます。

私は商売にも

“物心一如”

ということがきわめて大切だと思うのです。

<松下幸之助一日一話より>