ichiwa2.jpg
私は、人生とは“生成発展”、つまり“日々新た”の姿であると考えています。

人間が生まれ死んでいくという一つの事象は、人間の生成発展の姿なのです。

生も発展なら死も発展です。

人間は、今まで、ただ本能的に死をおそれ、忌みきらい、これに耐えがたい恐怖心を抱いてきました。

人情としては無理もないことと思います。

しかし、われわれは生成発展の原理にめざめ、死はおそるべきことでも、悲しむべきことでも、つらいことでもなく、むしろ生成発展の一過程にすぎないこと、万事が生長する一つの姿であることを知って、死にも厳粛な喜びを見出したいと思います。

<松下幸之助一日一話より>