はじめに―ジンロジック研究とは

御機嫌よう。人狼博士の蝦天だ。今回からは人狼ゲームでよく使われている理論や戦術が『本当に正しいか、筋が通っているか、強いのか』というのをを出来る限り論理性の面から検閲、検証する『ジンロジック研究』を行っていきたいと思う。人狼ゲームは言論で戦うゲームなのでネタは結構あるだろう。また、一つのテーマの答えを知るために沢山掘り下げていく必要があるので、これは非常に楽しみである。読者の皆様にも是非付き合っていただきたいところだ。
 
補足説明①「理論」と「論理」の違いってなんぞ
論理・・・考えを進めていく筋道 
理論・・・筋道が通っている考え
つまり、
論理性の通っている考え=理論

補足説明②人狼ゲームにおける論理性の基準ってなんぞ
「その理論で勝てるのか」と言うのを基準に考えていく
 
今回は最近人狼ジャッジメントの9人村で流行っている「2w否定考察」について解説していきたいと思う。是非是非、最後まで付き合っていただきたい。
 

2w否定考察とは

単体要素が落ちにくい初日に、「やりとりからこことここの2wはないだろう」と狼のペアを絞っていく考察。ジャッジメントでは9人村でよく見られる(たまにア式でも見られる)。
 

9人村なら実用性が高い?

2w否定と聞いて否定的な感情を見せる方々が多いが、実は9人村だと結構使える。例えば、

A:B白> 霊能E
C:D白>

の2-1グレー4盤面では、2wの組み合わせは24通りだ。狼候補1人につき相方候補は7人。2w否定考察と単体考察を組み合わせることができると、初日で2wを補足することもできる。

また、翌日に

占い

A:B白>F白> 
C:D白>B黒> 

霊能

E:H白 

狩人

B:E平和主張
G:E平和主張

グレー



という盤面になったとする。この場合の2wの組み合わせは

A-B、B-F、B-I、C-D、C-G、C-I、D-Gの7通りだ。
初日にA-B、B-F、B-Iの2w否定をできていれば、C吊りDorI占いで、Cが狂人だった時に詰み進行をとれる。
 

「やらないよりマシ」なだけ

先程、9人村では2w否定考察が結構役立つと言ったが、ほかの配役でもやるべきなのか。そもそも、2w否定考察を「こぞって」やる必要などあるのだろうか。

どちらの問いに対する答えも「No」である。

9人村以外の配役は狼候補や狼の数が多すぎて2w否定考察を初日からする意味が無い。
例えば12人猫猫パン部屋では狼候補が2-1盤面だと9人村の2倍ぐらいあるので単体考察した方が効率がいい。
12bは役職欠けがあるため狼候補が9人村の2倍ぐらいあり、さらに狐もいるので2w否定考察している場合じゃない。
ア式は初日0-1盤面だと狼候補が9人村の2倍以上あり、しかも狼が3匹いて、狩人の連続護衛がなく霊能が早期に抜かれやすいので2w否定考察する意味がない

そもそも、俯瞰して2w否定考察をするぐらいなら積極的に議論に入って自分と相手の単体要素を落とすなりした方がずっといい。
 

結論

・「9人村なら」2w否定考察してもいい
・9人村以外の配役は狼候補と狼の数が多くて、2w否定考察が役に立たない
・どの配役でも「こぞって、俯瞰して」2w否定考察するぐらいなら積極的に動いて議論活性化させた方がいい
➡2w否定考察はそこまで強くない
 
いかがだっただろうか。これを読んでくれた方々は今の2w否定考察環境をどうにかしてほしい(他力本願)。