桃太郎や浦島太郎などという聞きなじみのあるお話も、私が昔知り合った男の子は全く内用を知りませんでした。聞くと「読み聞かせ」などというものはしてもらったことがないというのです。

最初はびっくりしましたが、彼の生活環境から考えるとそれも当然だったのかもしれません。

でもやっぱりちょっと読み聞かせの思い出がないのって寂しいですよね。


私は四人姉妹の一番上だったせいか、多分、一番長く母の読み聞かせを聞いてきたかもしれません。

下の妹たちが読み聞かせしてもらってるときも、実は隣の部屋の二段ベッドの上で、枕を足元に持ってきて障子越しに聞いてましたから。

今でもその当時の絵本がいくつか残っていますが、表紙をみるだけで「うわーー!懐かしい!!」って思います。

その中の一冊がこれ




「おはようミケット / パトリスアリスプ さく・え / やまぐちとこもこ やく」


母の学習塾でも貸し出ししたりしていたので、落書きがしてあったり、破れていたりひどい状態ですが、読むのに差し支えありません。実は今、娘が気に入って毎晩読んでいるので、新しいものを買おうかと調べたところ、もう出版されていないみたいです。残念。


実は母の読み聞かせ、私が小学生高学年までずっと続きました。

最後の方は長編小説、たとえば『小公女』とか『アンクルトムの小屋』などを毎晩少しずつ読んでくれてました。そのうち、二つある二段ベッドの方々から鼻をすする音が聞こえてきたものです(笑)


自分も子供を育てるようになってよく思います。

「読み聞かせ」は言葉を覚えたり情緒教育したりというそれだけではなくて、家族に読んでもらっていたその時間や思い出が何よりの財産になるんですよね。