まもなく3月11日がやってきます

2011年3月11日14時46分　東日本大地震発生

私の住む千葉県も被害を受けました

そして、その8年後、千葉県は甚大な台風被害を経験しています

私は、息子のアレルギー対応でお世話になっていた

オーガニックカフェのボランティア活動に参加

活動の中で、避難所を訪れた際に、

息子が配給していたお菓子でアナフィラキシーを

起こすという経験をしました

あの時の苦い経験を忘れぬよう

当時SNSに書いた記事をブログに残しておこうと

思います

今回のボランティア活動を通じて、

ご縁があった避難所があった。

そこは台風から13日目

ようやく周辺地区に電気が通り、あと2日で閉所となることに決まっていた。

（一部停電は続いていたが）

ほとんどの方が避難所から帰宅したこの日。

ボランティアチームは、コーヒーサービスと甘味の提供に行くことになっていた。

わたしも、長男、次男を連れて、活動させていただくことができた。

現地に着くと、炊き出しが2ヶ所で行われており、メニューは豚汁と丼ものだった。

確認する限り、次男のアレルギーである乳成分に関わる内容ではなかった。

万が一、いただく機会があっても、大丈夫な事を確認した。

また、次男は最近、食べる前には、

「これ、アレルギー？」

と聞くようになっていたので、安心しきっていた。

少しの時間だが、現地の方とお話させていただいたり、コーヒーや甘味を提供させていただいた。

現地に来たからこそ、感じられたことがたくさんあった。

ひと段落し、子どもたちのもとに帰ると、

次男の顔、特に唇が腫れ、口の周りが赤くなっていた。

『あ、アレルギー！乳を食べたんだ。え、何に入ってたの！？』

とやや頭の中はパニック。

話を聞くと、炊き出し場で、

子供向けに駄菓子も提供されており、

マーブルチョコのようなカラフルにコーティングされた、チョコ1パックと、

コンポタ味のうまい棒数本を食べたそうだ。

想定外の出来事にパニックになりながらも

とりあえず、頓服のジルテックを内服させた。

この後、エピペンを打ち救急車を呼ぶことも想定した。

アレルギー症状を起こしているにも関わらず、

非日常な空間に、興奮し多動極まりない次男を抱っこして無理矢理安静を保った。

次男のアナフィラキシーは、

比較的即時に気道が浮腫み咳が出たり、

腹痛を起こすため、今回は大丈夫だろういう想いもあった。

幸い、30分後には、症状が落ち着き、何か食べさせろ！と暴れ、いつもの次男だった。

アナフィラキシーショック１回、

アナフィラキシー２回エピペン使用経験があり、

看護師である私でも、非日常な環境で次男にアレルギー症状が出たら、パニックになるんだな、と痛感した。

また、自身がアレルギーと認識している次男も、

非日常な環境では、まだまだ誤食ハイリスクだとわかった。

災害時につけようと用意していたアレルギープレートがあるが、今回はボランティアということで、つけていなかったのも反省材料だ。

しかし、乳アレルギーと伝えても、

うまい棒に乳が含まれていることは、

ほとんどの人が知らないかもしれない。

また、牛乳、生クリーム、ヨーグルトなどはわかりやすいが、

バター、ハム、ウインナー、成形肉にも含まれる。

炊き出しなど、食品成分表が見れない食事は、

次男に食べさせることが難しいことを実感した。

幼児の次男が誤食を防ぐには、

既存のアレルギープレートでは、カバーしきれず、『何か食べるときは必ず親に声をかけてください』というビブスを着るなどさせた方が良いと今回の体験から考えている。

親も、トイレにいったり、人と話したり、スマホ操作したり、子供から目が離れるときは、絶対にある。

親以外に関わってもらう場面が、

これからもたくさんあるだろう。

備災として、アレルギー対応食の確保はもちろんだが、避難所、被災地でのアレルギー対策も、我が家には必須である。

アレルギー対応の炊き出しをしてくれているオーガニックカフェとつながっていることが最大の備災だな、と実感している。

災害×アレルギーこれからも学び、深め、周りにも広めていきたい。

2019年の記録〜3歳次男 避難所でアレルギー症状を起こす〜

2019年の記録〜3歳次男　避難所でアレルギー症状を起こす〜