俺に芸能界入りするキッカケを与えてくれたのは柄本明さんです。
当時、過激な漫画を描くわりには、見かけは弱そうな冴えないオッサンだった俺に、
舞台に上がることを強く勧めてくれたのは柄本さんでした。
その柄本さんとは、東京乾電池の公演ポスターを俺が描いたことで、知り合いになったのです。
イラストだけのつもりが、まさか舞台に出るなんて、想像もつきませんでした。
初舞台の後も、俺は東京乾電池の舞台に何度か出るようになり、
今度はそれを観ていた当時フジテレビの横澤彪プロデューサーさんから笑っていいともの出演を勧められ…。
そうやって俺は芸能界入りしていったのです。
人生って不思議ですね。
俺が俺でいることが、今は仕事になっています。