<シネマミシュラン採点>

1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。


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西原理恵子原作の



「パーマネント野ばら」を観て来ました。



西原さんとは10年位前、



雑誌の麻雀大会で何度か一緒になったことがあります。



当時の彼女のイメージはイケイケで太っ腹なとこがあり、



勝気な人というイメージでした。



でも心は暖かく、きっと優しい人です。



この映画を観て思ったのは、主人公の「なおこ」、



その友達の「みっちゃん」と「ともちゃん」3人が全て、



西原さんの性格に似てるんじゃないかってことでした。



なおこ(菅野美穂)は結婚したものの夫と別れ一人娘を連れて実家に戻り、



母(夏木マリ)の経営するパーマ屋の手伝いをしています。



みっちゃん(小池栄子)はフィリピンパブを経営しています。



しかし夫が店の女と浮気する、金の無心をするで、いつも怒っています。



でも夫の面倒を見てしまうという性格。



ともちゃん(池脇千鶴)も男運が悪く、



ダメ男から散々な仕打ちを受けたにも拘らず、



ギャンブルに溺れ借金苦になり行方不明となった旦那を心配しています。



その他パーマ屋にやって来るおばさん達の男に対する話など、



女性から見た男のダメ物語です。



また逆に、それでも男を好きになるダメダメ物語ともいえます。



前半の、このような雑談ぽい物語に、



普段から女性の話に興味をもたない私は退屈してしまったのですが、



(実はこの時点で星2つかなと思った)



後半は俄然面白くなるんですよ。



なおこが現在、好きで付き合っていた高校教師(江口洋介)との関係です。



ただ一人、今幸せなのはなおこと思っていたのですが、



急にミステリー風な展開で「アレレ?」となっちゃって、



私の頭の中で星が増えていったのです。



★★★★☆(星4つです)



ラスト、かなりいいです。



<5月23日・シネセゾン渋谷・16時10分の回>