<シネマミシュラン採点>

1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。


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何かと評判になっている「第9地区」



TVCMで観ても面白そうだし、



雑誌の映画評でもいろんな人が絶賛しています。



それで私も久々に5つ星の映画に違いないと考え、



観に行ってきました。渋谷東急という映画館です。



昔は駅前のパンティオン劇場内にあり、近かったのですが、



現在の場所はちょっと不便なところです。



しかも映画館というよりイベントホールの感じがして、



映画を観るにはちょっと躊躇ってしまいました。



そんな映画館ですが、たくさんの人が入ってました。



やはり評判を聞いてかCMの魅力に、



ぜひ観なければと思ったのでしょう。



なにしろ大都会の真上に、



大きな円盤がプカンと浮いているのだから驚きます。



しかもこの円盤、20年もそこに留まっているのです。



この図だけでもこの映画を観る価値はあるのかもしれません。



中にいるのは宇宙人(エイリアン)で、



エビの形をしています。



そして彼らはヨハネスブルグにある第9地区の仮設住宅に住まわされ、



人間に差別されて生き続けているのでした。



南アメリカのアパルトヘイトの悪習を、




宇宙人に変えて表現しているとも言われていますが、



どうなんでしょうか?



アイデアは素晴らしいと思いましたが、



後半、フツウのアクション映画になってしまうのですよ。



アイデアが尽きてしまったのかと思いました。



監督はニール・ブロンガムという広告畑の人で、



これが初の長編映画だそうです。



SF映画だけどヒューマンドラマでもあるので



ウケたのだと思うのですが、



観る前の期待が大きかっただけに、



ちょっとガッカリしました。



★★★☆☆(星3つです)



でもこの監督、次回作は私の期待に応えそうな



面白い映画を創ってくれそうな気はします。



<4月11日・渋谷東急・15時の回>