<シネマミシュラン採点>
★1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。
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いかにもアメリカっぽいゴージャスな映画
「NINE(ナイン)」を観てきました。
主役はダニエル・デイ・ルイス。
この人は3年前に公開された「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」という映画で、
アカデミー主演男優賞を取った俳優です。
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」では、
金儲けのために石油の出そうな土地を買い漁るクールな役で、
私としては最高に面白かった映画として記憶に残っています。
今回の役は映画監督です。
ファーストシーンのアイデアが決まらないうちに、
主役の女優が決まり制作の記者会見まで行われます。
記者達から「ストーリーはどこまで進んでいるか?」
との質問をテキトーにはぐらかし、
ついに愛人の女優と逃避行するのですが、
そこに女房がやってきて、「さぁ困った」と言った感じの物語です。
これがミュージカル仕立てで進んでゆきます。
主役のダニエルも歌います。そして豪華な女優達も歌って踊ります。
女房役にマリオン・コティヤール。
若くて美しい奥さんがいるのに“浮気するのか?”と思いたくなります。
愛人の女優役はぺネロぺ・クルス。こちらも色気たっぷり。
そしてニコール・キッドマン、ファギー、ケイト・ハドソン、
ソフィア・ローレン。ジュディ・デンチ。
まぁとにかく素晴らしい女優達を揃えましたね。そして全員が歌う。
ソフィア・ローレンが歌うなんて考えられませんでしたよ。
ラブシーンもありますが上品に撮っているので、もどかしく思いますw
ミュージカル好きな人には良いのかもしれません。
★★★☆☆(星3つです)
華やかで、いかにも楽しい映画を観た感じにはなりますが、
話が一般的で驚きがありませんでした。
同じような話の映画で「抱擁のかけら」がありましたが、
こちらの方が面白かったかな。
これもぺネロぺ・クルスが出ています。同じような役で。
<3月27日・丸の内ピカデリー・16時10分の回>