<シネマミシュラン採点>
★1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウディ・アレンは俳優から出発して、
脚本、監督をやるようになった人です。
私は観もせず、嫌いと思ってた人なんですよ。
“ウディ・アレン”なんか、
世渡り上手のチャラチャラしてる人に違いない、なんて。
数年前、私は雑誌の仕事で、
彼の監督した「マッチ・ポイント」を観る羽目になってしまったのです。
でもね、観たらすごく面白かったんですよ。
犯罪映画なのに、犯罪者を応援するように観てしまうのですね。
そしてラストのオチが素晴らしく、感心してしまったのです。
去年、「それでも恋するバルセロナ」を観たのですが、
これもすごく面白くて、ウディ・アレン凄いなーと。
完全に私の食わず嫌いだったんですよ。
そんな私が今回観たのは、
「ウディ・アレンの夢と犯罪」という映画です。
仲の良い兄弟が暮らしを楽しくする夢を抱いて行動するのですが、
ともに甘えん坊で、ちょっと頭が悪いのが玉に傷で、
どんどん悪の深みに入り、最後は哀しい結末が…という物語です。
兄のイアン(ユアン・マクレガー)は、
好きな女性のためにビジネスを成功させようと動きます。
弟のテリー(コリン・ファレル)は、
好きな女性と一緒に住むための家が欲しくて、
ギャンブルで金儲けをと考えるのですね。でも負ける。
どうしても大金が欲しい2人は、
金持ちの叔父に工面してほしいとお願いするのですが、
叔父から条件として、ある人物を殺してほしいと頼まれるのですよ。
ここからが更に面白くなっていきます。
物語を劇的に盛り上げようとせず、
淡々と進ませる感じが良かったです。
★★★★☆(星4つです)
ウディ・アレンを観たのは3本のみですが、どれも外れはないです。
<3月24日・恵比寿ガーデンシネマ・14時の回>