<シネマミシュラン採点>
★1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。
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「ハート・ロッカー」がアカデミー作品賞を取りました。
私はずっと前に試写で観ていて、緊張しっぱなしでしたね。
イラクでの戦争がどういうものか、
今、現実に行われていることだけに、衝撃が大きかったです。
みなさんにもぜひ観ていただきたい映画です。
さて今回久しぶりに観たのは、「バッドルーテナント」
大好きな監督、ウェルナー・ヘルツォークの映画です。
前作は5年位前になりますか、「神に選ばれし無敵の男」でした。
ナチの時代に怪力男として見世物に出る男の物語りで、
悲哀を感じさせる素晴らしい映画だったのですよ。
そのずっと前に「フィッツカラルド」という映画を創り、
観る者の度肝を抜いたんですね。
だからこの監督の新作を待ちわびていたのです。
そしてついに公開されたのが「バッド・ルーテナント」
主役はニコラス・ケイジです。
ケイジが刑事役を演るんですよw しかもすごく悪い刑事です。
ある日、アフリカからの不法移民の一家が惨殺される事件が起きます。
この事件をニコラス・ケイジが担当することになるのですが、
捜査の仕方が乱暴で、
おまけにコカインの売人からコカインを取り上げ、
自分で吸っちゃうのです。
完全に犯罪者の刑事なんですが、
自分が担当した事件は解決させるという凄さもあり、
警察内部では昇進していくのです。
監督の過去の作品から考えると、
今回はイマイチだったかんだと思ってしまうのですよ。
刑事はいつもヤク中でラリッており、
それが私にはリアリティに欠けているのでは…と思った次第です。
★★★★☆(星4つです)
上映館が少なく、まもなく終わってしまいそうな気がします。
興味を持てた方は、早く観に行った方がいいかも。
<3月10日・恵比寿ガーデンシネマ・19時の回>