<シネマミシュラン採点>

1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。


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韓国の映画は面白い!と最近思うようになっています。



ミステリーサスペンスモノでも、



犯罪に走る人達の心理状態がキチンと描かれているのです。



ゲーム感覚で犯人を探し当てるのではなく、



人間の本音を嫌というほど見せてくれる映画が多いように思えます。



「母なる証明」も、そんな映画でした。



母と息子の二人暮らし、息子(ウォンビン)は軽い知的障害で、



母(キム・ヘジャ)は、絶えず息子を気にかけています。



息子には友達(チン・グ)がいて、いつもいっしょに遊んでいるのですが、



この友達は不良っぽくて、母には心配の種となっているようです。



前半30分くらいは、息子と友達が富裕層の大人達とケンカして、



その事件と警察との関係が描かれていくのですが、



韓国の人達ってとても気性が荒いなぁと思わせるような描き方が、



私には不自然に感じられました。



しかし、映画の途中、女子高生が誰かに殺され、



その犯人として息子が警察に捕まったときから、



映画は一気に面白くなっていくのです。



息子が人を殺すわけがない、いや殺せるはずがないと、



母は息子の無実を訴え、警察に直談判するのですが、



警察は母を追い返します。



それでも母は一人で犯人を探し始め、まず息子の不良っぽい友達を疑ってみたり、



女子高生が利用していた携帯出会い系サイト絡みの殺人なのかと考えたりして、



あらゆる観点から真相に迫り、追及していくのです。



そしてやがて真犯人と確信した人物から、意外な答えが返ってくるのです。



母はもう自分のことなどどうなってもいい、



ただただ息子を守るためだけに、必死に動き回るのでした。



★★★★☆(星4つです)



ラストは、ど、どうなってるの???って感じです。



<11月12日・シネマライズ・11時55分の回>