<シネマミシュラン採点>
★1つは、退屈でついてゆけない。
★★2つは、何とか観たけど面白くなかった。
★★★3つは、普通に観られてまぁまぁである。
★★★★4つは、とても面白い、ぜひ皆さんにもおすすめしたい。
★★★★★5つは最高で、こんな素晴らしい映画は観たことない、大感激。
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夏になると、映画館で上映するのはアニメが多くなります。
映画館が子供連れの家族でいっぱいになるからです。
それはいいことなのですが、私が観たいと思う映画が少なくなるのは残念です。
そんな中、「ぴあ」を開いて見つけたのが、
香港映画の「コネクテッド」です。
8月3日の時点で、
都内で上映しているのはたった1館だけという淋しさでしたが、
だからといってこの映画は、マイナー志向の映画ではないのです。
実はこれ、ハリウッド映画「セルラー」のリメイクだそうです。
セルラーは観てないのですが、このコネクテッドはスゴく面白いのです。
車を運転中の冴えないサラリーマンの男に、携帯電話がかかってきます。
「助けて!誘拐されたの。娘も殺されるかもしれない…」
これがきっかけとなり、この弱っちい男の大活躍が始まります。
男の小さな車の利点を活かして、誘拐犯を追いかけたおすのです。
この追っかけシーンがスリルあり、笑いありで、本当に面白いのです。
私も思わず声を出して「アハハッ」と笑ってしまったぐらいです。
他の観客(シニアの人がほとんどでした)も笑っていました。
ドキドキするのに笑うって、見せ方が巧いんだろうなぁ。
監督はベニー・チャンという人です。
香港で最も信頼の置けるアクション監督だそうです。
2時間弱の映画ですが、飽きさせず最後まで突っ走ります。
そして痛快なラスト。
思わず嬉しさのあまり、涙してしまいました。
★★★★☆(星4つです)
芸術面と社会告発が加われば、5つ星になりました。
今のところ単館の上映ですが、こんなに面白いから、
きっと上映館が増えると思います。
<8月3日・新宿武蔵野館・13時30分の回>