ご苦労さま、小室サン | ebisuminato

ご苦労さま、小室サン

小室哲哉が逮捕された。
その表情に、何かすごく驚かされ、心ゆさぶられた。
90年代から彼が背負い続けていたものの大きさと重さ。
その過酷さと、熾烈さ。
それから解放された後のカタルシス。
そんな表情を読み取れた。



離婚、事業失敗、そして気がつけば回りには詐欺師と事件屋ばかり。
ことここに至るまで、何度か引き返すことの可能な場所があっただろうに。
いい男を演じ続けるのは、なるほどこれほど大変なのか。

バブルの余韻にまだ酔いしれていたあのころから、10年。
まさに日本経済の失われた10年を、彼はいい男のまま生き続けた。
逮捕に驚愕する社会の反響とは別に、
一番静かな場所で、一番ホッとしているのは彼自身だろう。