切るフェイスリフト専門クリニック 恵比寿美容外科
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こんにちは
恵比寿美容外科の院長、柳田と申します
切開リフト手術の専門クリニックとして頑張っています
11月からの続きです
切開リフトの弱点やデメリット、それは以下のように大別できると思います
1.効果について万全とは言えないこと
2.ケロイドのリスク
3.感染のリスク
4.それ以外
今回は 2.ケロイドのリスク について説明させて頂きます
ケロイドと似た病態で肥厚性瘢痕というのがあります。
両者は異なるもののようですが、今回は総称してケロイドという言葉を使わせて頂きます
切開リフトのデメリットとしてのケロイドというのは施術後に通常以上にキズの幅が太くなってしまったり、赤く盛り上がってしまうことを指します。
幅としては1センチほどになることもあります
一般的に顔には起こりにくいようですが、切開リフト術後でも約2%、50人に1人の確率といわれています
比較的起こりうる合併症のうち、患者さんはなおさらですが執刀医としても悩みの種になります
術後、初めは比較的順調に経過していたのが半年~1年くらい経ってから徐々にキズの幅が太くなり始めるということもあるようです
治療方法としては
①経過観察 特に積極的な治療をせず、時間の経過でキズの状態が良くなるのを待つ方法です。 比較的時間はかかってしまいますが、大体は時間と共に改善することが多いです。 一般的にキズの治癒経過まで1年ほどは様子を見て頂ければと思います。
②ステロイド軟膏の塗布 術後のキズの改善のため、キズに軟膏を1日1~2回塗布する方法です。 こちらもある程度お時間はかかりますが、痛みのない治療を望む方に適しています。
③ステロイドのキズへの注射 注入治療をすることで少しずつキズの炎症が治まり、厚みも改善します。 1回で終わる治療ではなく、3回ほど繰り返して様子を見る必要があります。 時間的には10分ほどで終わります。
④キズの修正の手術 局所麻酔をして、気になる部分を手術で切除して縫い直す方法です。 治る場合は一度できれいに治りますが、再発するリスクもあります。
上記はどれも比較的奏功することが多いですが、時間がかかったり、完全にきれいに治らなかったりすることもあります
最近、当院ではケロイドの予防として『アトファイン』というテープを導入することにしました
術後から半年間、傷口にテープを張り続けることでケロイドの可能性が低くなるというものです
料金は半年で約2000~8000円(治療内容による)で、決して高額ではないのですが毎週テープを張り替えて、半年間続ける必要があるというのがなかなかの手間です
さらにもう一つの対策として、リザベンという内服薬を使用する方法もあります
ただ、このリザベンですが、ほとんど発注できない状態で、現在数人分しか残っていません
50人に1人というのは、確率は低いようですが十分ありうる合併症です
こちらも知識として知っておいてから切開リフトについて検討して頂ければと思います
次回以降に続きます
切開リフト手術専門クリニック
恵比寿美容外科 院長 柳田徹
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