スロバキアが欧州金融安定基金の強化策を否決した。欧州17カ国中1国でも否決なら通らないこの法律を人口560万の小さな国が否決してしまった。
併せて太鼓判を押すように政府の信任投票も行ったがこちらも不信任となった。当国政府にとっては正に晴天の霹靂だったに違いない。欧州各国にとっても。
スロバキアの庶民がインタビューに答えていた。『ギリシャのために私たちの税金を使うのは穴の開いた袋に物をつめるのと同じだ』または『ギリシャのような大国を私たちがなぜ救わなければならないのか、私たちの生活はそんなに楽ではない』
どこの世界でも今、庶民の暮らしはけして楽ではないのだ。そこから導き出される答えは経済学者やマスコミが予想するほど単純な問題ではない、これが現実のようだ。
そして庶民の生活に即して出てくる声は的を得ていて説得力があるとつくづく思う。
どの世界、どこの世界でもやらせで物事がうまく片付くと思ったら大きな間違いである。しかし今の日本の国会をみてもわかるように民主主義の世界では何でも時間がかかる。我慢が必要な世界である。
やがてそれでは白けてくるので、その中から生まれてくる風刺や娯楽が文化になるものなのだと思う。
あの国会中継を見ていると座ってじっとしている政治家も睡魔と闘っている、つらいのだと思えてしまう時がある。
ありえないが政治家にはなりたくないと思う。